5月第2例会 「未来へつながる力、私たちに出来ること」

２０１３年５月第２例会　事業報告

２０１３年５月２２日（水）＠横芝光町文化会館視聴覚室
社団法人八日市場青年会議所の５月第２例会「未来へつながる力、私たちに出来ること」が開催されました。

　今回は講師例会でした。NPO法人テラ・ルネッサンス（※１）創設者の鬼丸昌也氏（※２）をお招きし、以下の内容を講演して頂きました。
①紛争の絶えないカンボジアやウガンダ、コンゴ共和国、東日本大震災で甚大な被害を被った東北地域での支援活動
②大学4年生（21歳）の時に、ひとりでNPOを設立し、13年間、継続して運営してきたそのモチベーションを維持する秘訣
③一人ひとりに未来をつくり力があるという信念をもたらしてくれた、現地の人びととの交流の様子
④年間120回もの講演を行い、人びとの心にやる気の火をつける方法


　鈴木理事長による挨拶　まじめな中にもユーモアを交える話はさすがです。










林副委員長作成によるパワーポイントを使ったクイズ。世界の子ども兵の数や、カンボジア、ウガンダ・コンゴ民主共和国の場所当てなど、みんな釘付けです。

　場が温まった所で鬼丸先生の講演開始です。
熱く、時に冷静に、聞く人すべてに気持ちを届けようとの思いが見えるほどの熱弁を奮って頂きました。
紛争地域の悲惨な現状と、その遠因となっているかもしれない私たちの生活環境や、NPO法人テラ・ルネッサンスの支援活動内容、海外への支援経験を生かした東北での被災女性の為の仕事づくりなど、テレビや報道媒体ではあまり深く伝わってこないお話を、濃密に語って頂きました。
　　
鈴木理事長より当青年会議所メンバーでもあります（株）太陽社さんの銘菓を受け取って頂きました。







　われわれJC活動の根本のひとつでもあります世界平和について、短い時間ではありましたが真剣に耳を傾け、考える機会を設営することができました。今例会の開くきっかけをくださった方々へ感謝を申し上げ、簡単ではございますが、報告とさせていただきます。

例会設営　　社会開発委員会
総務委員会　委員長　　江口昌宏

※１　NPO法人テラ・ルネッサンスとは
「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、２００１年に設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ民主共和国での元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育（学校や企業向けの研修）や、岩手県大槌町を中心に、被災者支援活動を展開しています。２００４年JC人間力大賞受賞。２００９年（社）倫理研究所「地球論理推進賞」受賞。　　http://www.terre-e.jp
※２　鬼丸昌也氏プロフィール
　特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス理事・創設者。１９７９年、福岡県生まれ。２００１年、初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の現状を知り、「すべての活動はまず『伝える』ことから」と講演活動を始める。同年１０月、大学在学中に「すべての人が安心して生活できる社会の実現」をめざす「テラ・ルネッサンス」設立。地雷、子ども兵や平和問題を伝える講演活動は、学校、企業、行政などで年１２０回以上。遠い国の話を身近に感じさせ、一人ひとりに未来をつくる能力があると訴えかける講演に共感が広がっている。