☆お伊勢巡りと余暇活動
過労死(カロウシ)働き蜂(ワーカーホリック)と、とかく日本人は
余暇の活用が下手と言われています。
実は江戸時代まではそうでなかったのです。
江戸時代の人口は一説によれば3000万人といわれ
そのうちの500万人が伊勢神宮にお参りしたと言われています。
そう人口の6分の1ですよね。
お金はお伊勢講という積み立てをして地域の人が順番に行ったようです。
平均30日くらいいかかる旅なので、いわゆるバカンスですね。
今流行の「ワークライフバランス」など必要の無い時代を
我々先祖は享受していたのですね。
北は北海道、南は九州各地から我々の先祖は旅をしたようです。
そして伊勢に到着して「赤福」を食べ「お陰横丁」を散策したでしょう。
私達が伊勢神宮に足が向くのは、遠く先祖のDNAがさせている
からかもしれませんね。
◆赤福の由来
「赤福」の名は「赤心慶福」という言葉から名づけられた。
「赤心(まごころ)をもって慶福(めでたき事、福多き事)願う」という意味である。
また、「赤福」のかたちにも由来がある。
「赤福」のあの独特の形は五十鈴川の流れをあらわしている。
あんこにつけられた三本の指の形は川のせせらぎを
白いお餅は川底の白石をあらわしているということだ。