★ナマハゲ
泣く子はいねが悪い子はいねか!
なまはげは、大晦日に秋田県の男鹿市と三種町、潟上市の
一部の各家々で行われる 伝統的な民俗行事。
本来は小正月の行事であった。
「男鹿(おが)のナマハゲ」として、 国の重要無形民俗文化財に指定されている。
◆ナマハゲの語源
ナマハゲの語源は「火斑(ナモミ)を剥ぐ」という言葉が訛ったものと云われています。
ナモミとは炉端にかじりついていると手足にできる火型のこと。
それを剥ぎ取って怠け者を戒めるのがナマハゲなのです。
◆999の石段とナマハゲの伝説
むかし漢の武帝が連れてきた五匹の鬼たちが、作物や娘たちを略奪するなど
村を荒らし回り、これに困った村人たちは「一晩で五社堂まで千段の石段を
積み上げる事が出来れば娘を差し出す、出来なければ村を出ていく」
という約束をさせました。
鬼たちがあっという間に999段積み上げ、あと一段というときに村人が
機転を利かせ一番鶏の鳴き真似で夜明けを告げると
それを聞いた鬼たちは驚いて逃げ去り、以後二度と姿を
現さなくなったということです。