知足

自然と共に素敵に生きたい

桜の木

2008年04月01日 | 環境問題

桜がまさに満開ですね。
会社からの帰り道に夜空に咲く桜の花を見ているとホント和みますね。

でも先日、兄からメイルがあって、

「実家から駅に行く途中にある立派な桜の木が今年は全く咲いていない」というのです。

「昨年、枝をあまりにも落とされ体調を崩した。あんなに太い幹のある樹幹に対して、あまりにも葉を落とし過ぎてしまい、栄養が全く根へ届かなくなった。 去年、ごっそり枝を落とされたのを見て、いや~な感じがしたのを思い出したよ。これは落としすぎだろって。

どんなに苦しんで死んでいったかを思うと泣けてきました。。。
またひとつの命が失われたってね。

切ったほうも、死なすつもりはなかったはず。
撤去するつもりなら、根元からバッサリいったはず。

駐車場の利用者から葉が車に落ちるからと苦情でもあったのかは知らないけど、死なせてしまうことまで望んでいたのか。。。
もうすこし樹のことを考えていたら、こんなことにはならなかったはず。。。」


 実は先日私も神奈川県の瀬谷(大和の隣)に綺麗な桜並木がある(海軍道路)ということで誘われて花見に行って来たのですが、やはりそこも日当たりが悪いからという理由からか枝がかなり落とされ、なんだかいびつな形の桜の木に悲しげな桜の花が咲いているという感じでした。

 これも住民からのクレームに対してお役所が、何も考えずに伐採を頼んだ結果だと思います。

 生物多様性条約 とか 里山再生 とか 温暖化問題 とか、、、環境問題はいまや世界問題として国を挙げて取り組んでいるものの、自然とは何か、どういう仕組みなのか、といった基本的な知識(生態学とか生物学とか高校生レベルの知識でも充分)が、あまりに欠落していると思います。
 少なくとも街づくりを担当しているお役所は、それぐらいの知識は持っておいて欲しいですよねぇ。。。。

 お役所だけでなく私達市民ももう少し自然について学ぶべきです。
 緑豊かな自然が残る街に住みたいと言っている市民が、その一方で「毛虫はいやだ」、「日当たりが悪くなる、、、」というのでは、何をもって自然なのか、、、緑とは何なのか全く理解していないと思います、、、私達市民も、、余りに身勝手だし、、、無知 ですよね。。。。

 


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