パソコンスクールで働く社長のつぶやき

埼玉県にあるIT系教育事業主の日記です。

私の過去

2013年10月18日 | 私事


前職は

ベンチャー企業、ソフト会社。

主な業務はパソコンを中心とした、アプリ開発。

プログラマーを得て、システムエンジニア。

ソフトは、

ユーザーと打ち合わせをし、業務に沿った

販売管理や工程管理等の業務用アプリケーションソフト

の開発を主に行っておりました。

 

そんな会社に転機が起こります。

ある業界のパッケージソフトの展開があたり

パッケージソフトが全国展開で売れ、会社の業績も鰻上り。


僕も開発室長を得て、システム営業職として、営業統括、営業所も全国に

展開していきました。

部下の数も増え、何もわからず26歳で取締役に。

DCブランドを身にまとい、毎日飲みに行ってました(苦笑)

当時はバブル、いい気になっていました・・・。


しかし、そう長く続くはずがありません。

29歳の時、いつもの様に朝会社に出社すると、

一枚の張り紙が・・・・


事務所の中はもぬけの殻

放漫経営のあげく会社は倒産、代表者は夜逃げ。

役員は名ばかりで内情を全く分かっていなかった僕は

立ち尽くしました。
 

実は、給料も半年くらい受給がなく社長にお金を貸していた始末。

それでも、何とかなるとの言葉を信じて頑張って

しまいました。

 

「なんという事だ・・・・」  現実を知り

残された、従業員と途方に暮れました。

個人保証をしていなかったのが、

せめてもの救いでしたが

役員であった為

債権者からは、毎日の様に呼び出しが・・・。

「社長の居場所 知ってるんだろ」とか

「責任をとれ」 とか 色々。

そのうち人間不信になり、引きこもりへ・・・

 

そんな中、ある会社の社長(債権者)から連絡があり

呼び出されました。

また「何か言われる・・・」と恐る々、


その社長の車に乗ると

その社長は

「何にも食っていないんだろ」・・と言い

寿司屋で特上寿司をおごってくれ

「大変な時期だと思うけど、頑張れ!」と激励を。

自分も大変なはずなのに・・・・・

感謝で涙が止まりませんでした。

あの寿司の味は未だ忘れません。


他の社長(債権者)にも

このセミナーに言ってみないかい と言われ 

自己啓発セミナーに参加する機会を頂き

自分を見つめなおす事が出来ました。
 

確かに人には裏切られたり、憎んだりしたけど

救ってくれる人もいる。

 

これは「落ち込んでいる場合ではないと」思い

知り合いの取引先の社長(そこも債権者)に

「僕を含め、スタッフを何人か採用して下さい」

「必ず、御社に貢献します」

と担保になる事を約束し、開発スタッフを連れ採用してもらう事に。


前社で売れていたソフトのソースを開発スタッフ持っていたので

それを販売すればと甘く考えていたのですが、

なんと、パッケージソフトの版権も債権譲渡されていて


弁護士にも相談しましたが、そのソフト自体には手が出せない

状態でした。


「よし、仕組みは頭の中に入っている!作ろう!」

と言う事で

債権譲渡された、パッケージソフト基本に、それ以上の物を

作ろう!と当時の開発スタッフとWindowsバージョンを0から構築。

不眠不休で製作、3ヶ月で販売出来るまでになりました。

まさに火事場の馬鹿力。

前社で販売先は僕が開拓していたので、各販社に事情を

話し乗り換えて頂く交渉を始めました。


そのソフトは「葬儀屋さん向けの業務管理用ソフト」

当時は、

特殊な業界だっただけに競合商品があまりなく

特化していたところが強みでした。


皆さん、事情を察してか、導入数は伸びていき

採用して頂いた会社へ恩返しする事ができ

そこでも、専務取締役の肩書きを頂きました。

何とか借金も減り、結婚もできました。 


しかし、いつまでも雇われでは同じ繰り返しになる。

お世話になった得意先やスタッフには迷惑がかからぬ様

今までの縁やコネに頼らず

新たにIT教育業で独立する事を決意しました。

そして、現在に至ります。

 

 

当時は夜逃げした社長を恨みましたが、今はむしろ感謝しています。

この経験がなければ、恐らく自分で会社を起こす事もなかったと

思いますし、多くの仲間に会う事もなかったと思います。

この事実や経験があり現在の自分があります。

忘れぬ様、文章化しておこうと思い、ここに綴ります。

 

 


昨日のセミナー

2013年10月17日 | 出来事

昨晩、東京輝き塾主催のセミナーに参加

講師は 株式会社ファイブスターパートナーズ

代表取締役 蒲池 崇氏


「顧客維持戦略」を立てる

月に1回 A4一枚でできる!

小さな会社の顧客維持戦略!

に参加してきました。


個人通信を継続的に送ると、顧客から信頼を得られ

受注につながったり、客単価があがったり するという

事例を含めご紹介いただきました。


ワークではお隣通しでインタービューをして、個人通信書くネタ発掘シートを使い

個人通信を書く練習。


4行日記からの文章作成

1.事実
2.発見
3.学び
4.宣言

 


氏は 最後に

続ける事の重要性


継続は「信頼を得る」力なり と言って  おりました。

明日からすぐ実践出来る内容のセミナーでした。


問題は続くかですが・・・・・ 

 

 氏の書籍