2011年11月18日(金)晴れ 恒例のデジカメバスツアーに行ってきました。
そこで、一生忘れる事もないであろう貴重な体験をしました。
それは・・・・
ちょっと長文になりますが・・・。
初冬なのに、風もなく穏やかな日でした。今回のコースは近場で群馬方面です。
まずは富岡製紙場見学でした。
次に
最近パワースポットで騒がれている「榛名神社」に向かいました。
山道を登り神社近くの駐車場にバスを停車。
バスを降りますと、駐車場には、
七五三でしょうか?
可愛い真っ赤な着物を着た女の子がと袴を着た男の子が お父さんとお母さんと
一緒に立っていました。
生徒さんからも「かわ~いい」と声が上がります。
とても、のどかな 場面です。
平日なので、殆ど参拝者はいません。その家族と私達団体ぐらいです。
「さて、いきましょう」とバスガイドさんが皆さんを誘導しながら、参拝に向かいます。
山門の手前で
ふと、横を見ると 生徒さんのKさんが 階段につまづいたのか、
倒れているじゃ ありませんか。
「大変・・・」
「Kさん、大丈夫ですか」 と
慌てて、私が抱きかかえ起こしますと
Kさんは、「先生デジカメがぁ・・・」と
何事もなかったかの様に歩きだそうとしました。
「デジカメは大丈夫ですから」と私が答えると、
後ろの方から別の生徒さんの声が・・・。
「ち、ち、血が垂れてますよーー」 と
「えっ」 と 足元を見ると、Kさんの足から血が・・。
しかも、みるみるうちに足元が 血だらけに
スネのあたりをみると、ズボンが血で濡れていました。
(黒いズボンなのでわかりづらかった)
「これは、まずい・・・」
「とにかく座って下さい」
「ズボンをめくってみますねと、裾をめくりますと・・・。
スネから血が ドクドクと滝の様 に流れ出ています。
あゎゎゎゎ
「げぇーーー((+_+))ー大変」
「だれかー」
と 私は叫び
「Kさんをお願い」と近くにいたスタッフに
Kさんを預け、近くの売店に一目散に走りました。
「けが人がでました」
「救急車を」
と売店にお願いし、
状況説明で私が電話に変わりました。
救急隊 「どんな状況ですか」
私 「スネから血が・・・」
救急隊 「とにかく、けが人を横にして止血をして下さい。」
私 「わかりました、で、どの様に・・・」
と応急処置方法を電話で確認しました。
私 「どのくらいで到着しますか?」
救急隊 「15分から20分かかります」
私 「・・・・・・ 。 とにかく急いでお願いします。」
ここは、殆ど山頂に近い山奥です。どんなに飛ばしてもそのくらいかかると。。。
「あんなに血が出てるのに。。。。ああ・・・神様 助けて・・・」
電話を切り、「救急車、すぐきますからー」と叫びながら
Kさんのところに戻りました。。
すると・・・・・・
若い トレンチコートを着たサングラスをかけた見知らぬ男性がKさんの処置を
しています。
Kさんの足元を見ると、あんなに出ていた血が殆ど止まっていました。
その男性は
「大丈夫」
「心配する事はありませんから」
と冷静に処置をしています。
「?どうした?」
「何が起こった?」 と私がスタッフに聞くと・・・。
スタッフが、 「・・・お医者さんがいたんです」
私 「????」 「神社にいるの?医者が?」
その男性は 「私は医者です。安心して下さい」
と・・。
実は先程、七五三の参拝に来ていた親子のお父さんは、外科医の先生だったのです。
子供連れで来ていたので、団体である私たちを見送ってから、参拝に入ろうと思っていたらしく
山門前で待機していたらしいのです。なんという偶然なんでしょうか?
奇跡が起こりました。
優しい声でドクターが「これも何かの巡り合わせですから」と・・・。
「神」を見た心境でした。
その後、救急車が到着、Kさんは高崎市内の病院にスタッフと向かいました。
ドクターの手早い処置のお陰で、何事もなかったかの様に
すぐ家に帰れたそうです。
しかも、Kさん翌日、自転車で教室に来て、
「今も医者に行ってきたけど、全然問題ないそうです」 と
ピンピンしていました。
良かった・・。
流石パワースポット。奇跡が起きました。こんな事があるんですね。
しかも、この先生が優しくてめちゃくちゃイケメンでカッコイイんですよ。(俳優見たい)
TVドラマ「仁」にも勝る先生でした。
山門に入る前に、スタッフが撮った画像↑
↑ 拡大すると(この方がドクターです)
気を配っていたつもりでしたが、こんな事故が起きるとは。
イベント主催者として、今後の対策についても色々考えさせられました。
あーでも 大事に至らなくて よかったぁ。