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私色の花

まだまだなんとか頑張って、私なりに咲いています。

もうすぐ七夕。

2017-07-02 13:54:17 | つぶやき



【母が穏やかに過ごせますように】

入院する前日、短冊にそう書いて
ちょっと可愛いらしい飾りのすぐ横に結んだ。

翌日、入院したばかりの母に
看護師さんが短冊をくれた。
私が前日に書いたのと同じような
鮮やかなピンクの短冊を、母も選んだ。

昨夜、面会時間が終わった帰り。
少し薄暗く、だだっ広いロビーの中の
幾つかある中の玄関脇にある笹を選び、
母が書いた短冊をそっと結んだ。

玄関の明かりに照らされた笹には、
既にたくさんの色とりどりの短冊が。
そのほとんどは、病気の回復を願うもの。
でも母は、もうそんなんじゃないから

【皆が幸せになれますように】

なんて書いていた。





今、ちょと遅めの昼休憩。
今日はお客さんがいっぱいで忙しい。
病院の母からラインがきていた。
入院してからずっと
あれを持ってこい、これを持ってこい、
ああして欲しい、こうして欲しい、
ああなった、こうなった、だの何だの
いっちょ前の長い文章を頻繁に送ってきやがる。
私にだけでなく兄にも送っているようだ。
病人のくせに…ちょっとうるさい。

でも、
なかなかしぶとくて、
なんだかちょっと嬉しい。



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一緒にいてね。

2017-06-30 23:03:46 | つぶやき




今日、母が入院した。
午後からずっと母の側にいた。
調子の良い時にはまだ笑って話ができる。

明日は仕事に行かなければ。明後日も。
終わったら直ぐに駆けつけて、
面会時間終了まで、ずっと一緒にいよう。

いつか急変する時は、できれば私のいる時に。
病室で、一人で逝かせたくない。
母の手を、握っていてあげたい。

私が行くまで、待っていてね。
最後は私と、一緒にいてね。
お母さん。



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梅ジュース。

2017-06-23 23:59:13 | つぶやき

今日も父と母に会いに行った。
今週からはずっとそうすることになった。

職場で梅ジュースの作り方を聞いた。
もう一度母に再確認。
まだ小さかった頃の暑い夏、
母の作った梅ジュースをいつも飲んでいた。
そんなことを、
今日職場で梅をもらって思い出した。

家に帰り梅を水につけた。明日作ろう。

母に聞いておかなければいけないことは、
もう無かったろうか。

一人になると涙腺が弱くなる。
色々なことを、あまり考えないようにしよう。



去年、咲き終わった苗を母にもらって庭に植えた。
根付いて咲いた今年のアジサイ。




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ラブレター?

2017-06-19 22:02:28 | つぶやき




母は病状があまりおもわしくないので、
今週から家には帰らず、こちらの父のいる所で
一緒にゆっくり過ごすことにしたようだ。


◯◯様
貴女の力になれることが浮かびません。
せめてもと思い、本を送ります。
一つでも心に残る言葉があれば幸甚です。


先週、母の同級生の友人から
四冊の詩歌集が送られてきた。
その中の一冊にたぶんこっそり挟んであった手紙。
母より先に、私が見つけてしまった。

ラブレター・・・ともとれる。
いつも何かしら用事をつくっては、
しょっちゅう母に会いに来ていたものね。
学生時代、母のファンは多かったようだ。



用事を済ませた夕暮れ時の帰り道、
車を停めて、
沈む夕日を見ながら黄昏れてみた。
じゃなく、
黄昏れずにはいられなかった。




母の力になれることが浮かびません。
せめてもと思い、楽しい会話を送ります。明日から。
少しでも多く母が笑ってくれれば幸甚です。






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一番幸せな時?

2017-06-06 23:45:08 | つぶやき


父は今回の帰省で、心の霧が晴れたと言った。
自分の人生はこれで良かったんだと、
やっと思えたらしい。


最近、昔 祖父が父に言った言葉をよく思い出す。

『今が生涯で、一番幸せな時かもしれん』

時折、そんなふうなに思う瞬間が
今の私にもあるからなのかもしれない。

「生涯で、一番幸せな時かもしれない時」

の後には、
いったいどんな時が待っているのでしょう。










コメント (2)
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