河野友見 *Y’z diary*

お仕事記録など

イギリス中で入店お断り、哀れな大臣。

2008-03-30 | ファンタスティック・イギリス
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消費税が3%から5%に上がった日のこと、覚えているでしょうか。
私はよく覚えていませんが、いつの間に上がったんだろう、国はなんてまぁ厚かましいんだ、なんていう感想だったと思います。


さて、そんな風に庶民は税率が上がるのが大嫌い。
それはどこの国でも歓迎されないものですが、逆にこの国では、税率を上げた大臣殿がお店から追い出される=歓迎されなくなったという、ギャフンと言わされる始末となりました。

28日、イギリスで酒税の引き上げが発表されました。
アリステア・ダーリング財務相は新年度予算案で1パイント(いわゆるジョッキ1杯)当たり4ペンス(約8円)の酒税を発表しました。
これに怒ったのが『パブ命!』のイギリス国民。

なんせ、平日の昼間から飲むイギリス人ですから、酒税上げられたらたまったものではありません。

それに呼応して、なんとスコットランドを中心に、『ダーリング財務相、入店お断り!』のパブが急速に広まっています。
ダーリングさんだって、お酒は好きなはずです。
ビールもエールも飲みたいはずです。

でも、イギリスの文化の中心とも言うべきパブ出入り禁止は、かな~りキツイ、国民からのしっぺ返しではないでしょうか?

可笑しかったのは、財務相報道官はこの『大臣パブ締め出し運動』に対してのコメントで、「まあ、彼の支払う代償ですから。仕方ないんじゃないですかねえ』と言ったことでした。
完全に人ごとです(笑)
この報道官がビール飲みながら言ってたら最高に皮肉だったことでしょう。


しかし、日本で税の引き上げが決まっても、なかなかそんな大それた事が出来ないのが日本国民です。
この騒動は、日本人の私たちからしたら、ある意味勇気があって羨ましい『国への精一杯の反抗』と言えるのではないでしょうか。



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