小児科の門前薬局なので
子供に処方された薬をそのお母さんやお父さんに説明するのがほとんど。
でも、時々、会話の中でちょっとしたきっかけから
お母さんの悩みを聞くこともある。
子供が具合が悪いとお母さんも大変だよね、
って問いかけると
昨日の夜は機嫌の悪い子供のお陰で
ほとんど眠れなくてイライラしている…とか。
目眩がする…というお母さんに、
貧血で生理が重かったりすると
子宮筋腫があるってこともあるよ、って話したら、
実は数日前に堕胎手術をして退院してきたら
留守中に部屋が散らかし放題で
精神的に参ってるけれど頑張って片付けをした…だから今、すごく疲れている…とか。
うちの薬局、自分以外は
30歳そこそこの男性薬剤師が二人。
処方された子供の薬の説明以外にも、
男性薬剤師二人にはきっと話しづらいことだよな、
っていうお母さんの悩みを
うまく引き出して聞いてあげて
「聞いてもらってよかったです」と言って帰って行かれると
こちらも結構うれしい。