
「差別の反対語ってなんだと思います?」
ある教育関係者の方と話していて、尋ねられました。
私は「平等」と答えましたが、「ブー!」
こたえは「尊敬」だということでした。なるほど!
「平等」という場合、それぞれの状況に関係なく、画一的、一律となる場合もあり、
それは本当の平等ではなくなる場合があり、結果的に「差別」につながってしまう場合もあります。
大事なのは、それぞれへの「配慮」をし、その尊厳性を認め、対処することが大事ではないでしょうか。
SDGsにも、10番目のゴールに「人や国の不平等をなくそう」とありますが、
このゴールの「不平等をなくそう」には、「尊敬」の心がなければならないのではないでしょうか。
すべての人には皆無限の可能性という宝があり、
すべての国や民族には固有の文化という宝があります。
それぞれにかけがえのない尊厳性を見出しこそ、
「誰も置き去りにしない世界」への道が開けるのではないかと、
さきほどの方と話しながら、思った次第です。
そんな顔をするな そんな眼をするなと言われ
「えっ?」とするのです。そんなことをしていると思ってないからです。
他者を差別し自らを差別する。私の心の安住は、他者を受け入れることです。
他者に関わりたくないと拒むのは無意識です。「自分を信じ他者を信じ世界を信じる」ができる人になりたいのです。
私は、自分を信じ他者を信じる心が必要なのです。
愛されていること 他者に関わること。
心から自覚することです。