「メリークリスマスミスターローレンス」は？

「メリークリスマスミスターローレンス」（Merry Christmas Mr.Lawrence）は、多分誰もが一度は耳にしたことのある一曲です。

この曲は1983年公開の日本映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲です。イエロー・マジック・オーケストラ（YMO）の坂本龍一さんによって作曲されました。

映画「戦場のメリークリスマス」（Merry Christmas, Mr. Lawrence）は、大島渚（おおしま なぎさ）監督の代表作で、日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドの合作映画です。テレビ朝日製作の映画第1作でもあります。1983年5月28日日本公開されました。

原作は、ローレンス・ヴァン・デル・ポスト （Laurens van der Post）の「影の獄にて」に収録された2作品、「影さす牢格子」（1954年）と「種子と蒔く者」（1963年）に基づいています。 作者自身のインドネシアのジャワ島での、日本軍俘虜収容所体験を描いたものです。

デヴィット・ボウイ、ビートたけし、坂本龍一、内田裕也など、一風変わった豪華なキャスティングでも話題を呼びました。そして、女優は一人も登場しないです。

主題歌の「メリークリスマスミスターローレンス」は、坂本龍一作曲であり彼の最も知名度の高い代表作です。

後のアルバムやライヴにおいても編成、アレンジを変えて何度も演奏されています。いわゆるペンタトニック（移動ドでいう「ド・レ・ミ・ソ・ラ」）中心の“オリエンタルなメロディー”+“近代西洋音楽の和声”＝“東洋と西洋の高次な結晶”というような評価が世界中でされてきたが、坂本自身は「西洋でも東洋でもない、他のなんでもない、わけのわからないもの」として“東洋+西洋”という単純な考え方自体を否定しています。

坂本龍一は、日本を代表する作曲家、演奏家です。東京藝術大学大学院を卒業したことから、「教授」の愛称で親しまれています。前衛音楽からポップスまで幅広い分野で活躍し、1980年代から常に第一線を走り続けてきました。特に80年代における彼のカリスマぶりはすさまじく、ミュージシャンのみならず俳優、タレント、ラジオパーソナリティーとしても大活躍し、時代の寵児となりました。

余計な話はここまでです。下はメリークリスマスミスターローレンス楽譜です。みんな、ご自由に。（ごめん、二枚目の楽譜は乗っていないですから。）