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弱虫・格闘嫌いのための       武道のすすめ

気が弱く、争いが嫌いだけど、何故か武道に興味がある人への体験メッセージ。

沖縄空手の危機?

2011年06月13日 | 日記
久しぶり(二ヶ月ぶり)に書きます。

3週間程前に、フルコンタクト空手のトーナメント大会の大会ドクターをしました。
幼稚園児・小学生から成人男女まで、多くの選手が参加していました。
すばらしい大会だと思いました。
大人も子供も男も女も参加できる健全な格闘技だと思いました。
その前に、極真空手のトーナメント大会も見たので、
沖縄にも、これ程にフルコンタクト空手が普及してきたのだと実感しました。

それと同時に、沖縄の伝統空手の危機も感じました。
このままでは、沖縄の空手を習う人の多くは、
フルコンタクト空手の道場に通うようになると思いました。

沖縄の伝統空手の道場が、強さを求めて修行する限り、
一部の達人技を追及する人以外は、
フルコンタクト空手の方が、現実的に強さを実感できると思われるからです。
また健全な精神と礼儀も、フルコンタクト空手で学べるからです。
また、沖縄の伝統空手も、フルコンタクト空手を取り入れるようになるだろうと思いました。

しかし、フルコンタクト空手のすばらしさを、十分承知の上で、
それでもなお、小生は、これは沖縄の空手の心ではなく、
日本武道の心またはスポーツ精神だと思うのです。
フルコンタクト空手では、試合において闘争意欲が必要になります。

しかし、沖縄空手だけでなく、沖縄人の心は、
争いを嫌い、平和を愛し、試合には馴染まない、
弱者のための武道の面があると思うのです。
そして、この面を強調しなければ、強さだけを求める沖縄の伝統空手では、
将来、フルコンタクト空手にとって変わられると思うのです。

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1 コメント

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はじめまして (日置のホシイッツ)
2011-06-14 23:47:24
同じ大会かどうか分かりませんが、先月、鹿児島から沖縄白蓮の大会に長女、長男を参戦させました。
長女は優勝、長男は決勝で鎖骨を折られて準優勝でした。
極真ではありませんが、鹿児島でフルコン主体の大会に参戦させています。
沖縄へは特別な思いで参戦させました。
大会はフルコン主体参戦ですが、基本は久場良男先生の剛柔流です。
いにしえの剛柔流にはフルコンの試合でこそ、その真価が発揮できる心技があると信じて稽古しています。
また、沖縄へ派遣させたいと思います。
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