現代、SNS、動画サイトでのアクセス稼ぎで、撮影している人が増えました。
中には自然破壊をして撮影をする人もいます。動物虐待とおぼしきものも・・・
自然破壊や改変などによって人間と野生動物の衝突が増えると言っていますが、写真撮影に関して、野生動物や自然生態系へのトラブルも増えているようです。
まずは、マナーを守りましょう。せっかく野鳥の会さんが言うマナーがあるのですから、鳥の大御所です。聞いておきましょう。
野鳥の会では、こうした自然破壊をした写真はコンテストの入賞に入れないように注意喚起をしています。
野鳥の会さんは、7つのマナーを提唱しています。
マナーを守って、野鳥撮影をもっと楽しもうー野鳥撮影マナーブックー
・営巣地には近づかない等。
詳しくはHPで。
栃木県は看板を立てています。
日本野鳥の会栃木県支部
営巣地での撮影禁止
巣穴には近づかない、巣の撮影はしないと、徹底しましょう。
SNSでは貴重な種の写真を広めないようにしましょう。
それでも、悪質なものが行われているようです。この件は、話が広いです。いろいろ引っかかってくるというか、やっていることの闇が深い・・・
・そもそも、撮影に関する規制する法律など、我が国にあるでしょうか?
撮影に関しては、ない状況です。
海外では、撮影に関して規制あるところもあります。
イギリスでは営巣地の撮影がライセンス制度にしている等、アメリカでは希少種のハラスメントと呼ばれるものがあること、我が国の現状の法律等について書かれています。
ご参考に↓
国立研究開発法人 科学技術振興機構J-STAGE Advance published date: October 20, 2022
・アメリカでの動物虐待撮影禁止法
アメリカではかなり多くの動物虐待をする撮影がされたので、撮影に関して動物虐待を防止する法律が出来ました。
7年の刑事罰まで処罰できるようになっています。故意に動物を虐待する者、故意と知りながら加担した者、故意と知りつつ頒布した者まで含めて。
ほんとうに、犯罪法律らしくなっていますというか、犯罪者の法律です・・・。
闇が深いので、どこまで撮影でくくればいいのかも分かりませんが、とりあえず、撮影によっての虐待、営巣地破壊、ハラスメント、自然破壊は歯止めがかかって欲しい。なくなって欲しいです。
・撮影による自然への破壊(マナー違反~撮影対象や撮影地、営巣地、巣穴、雛、子育てへの破壊、迷惑行為、ハラスメント、虐待)
・絶滅危惧種などへの希少種ハラスメント(希少種を強調してわざと撮影する、貴重を余計に煽って販売促進する、珍しいことを強調して集客する)※
・虐待映像撮影(動物虐待)
※アメリカではこうしたものを希少種ハラスメントと呼んでいます。
そも虐待は当然だめですが・・・
今後のどのような撮影をするかも、誰が何をするかは誰も分かりません。
ある程度、保護される種はあるとしても、その他は、どういう撮影をされても、罰則も何もない、まさに野放しの状態です。
日本ではいろいろ問題がありますが、その時に解決できる法律や決まり事ってのがあまりない。
法律的に入れたほうが良いと思うもの、私考え。
例:
・すべての動植物を鳥獣保護法に入れる
・すべての動植物を動物愛護法に入れる(虐待防止)
・すべての動植物に破壊、虐待を禁じる法律や規律を作る(新)
・すべての動植物に誤解をまねく映像や写真を作るのは禁止する(新)
・すべての動植物に、撮影での生命の保護、生息地の保護、環境破壊の防止の法律を作る(新)
私の頭ですので、網羅しきれておらず、いろいろ重複してたりするところがあると思いますが・・・
法律を作るなら、まとめたり、既存の法律に追加という形でも、追加していけるのでないかと思います。
普通種の棲家であっても、川の中の卵であっても、海でも、繁殖地、巣、卵、子育て中の親子など、繁殖地とか営巣地は第一に守られて欲しいですね。
営巣地の立ち入り禁止、子育て中の親子を守る規制なども、本来なら必要と思います。
撮影ぐらいと思われがちですが、親も子も、天敵に狙われています。野生下では相当に危険が高い。(私のイモムシ体験より)
その中で、カメラ持った人が周囲にわらわらいる状態というのは、生存率を大きく低下させる、とても悲しい状況だと思いますので。
また、最近の強風と雨降りのせいで、鳥の巣も飛ぶと聞いたことがあります。私のイモムシも、強風で飛んでしまい、落ちたりしています。(これも私のイモムシ体験より)
親鳥たちは、周りの茂みや木の間隔からも巣を作るでしょうから、その周囲を撮影のために切り取ったりしたら、強風や風雨の被害に耐えられなくなり、それも大きく生存率を低下させる、営巣地破壊、迷惑行為、ハラスメントです。
京都では撮影のマナーの悪さは経験されているせいか、各地で撮影不可も出ているようです。
国や法律の制定を待たずとも、重要や希少種エリアもしくは、営巣地のエリアとして撮影禁止、虐待映像撮影禁止、自然破壊をしての撮影禁止を設定していくことも可能でないでしょうか。
撮影による虐待を放置すれば、社会的にも虐待を増長させる要因となるでしょう。
幼い子供ではそれを見ても判断がつかず、外に出て公園などでマネをし、動物や植物などへ破壊的行為をするかもしれません。
動物虐待は殺人犯が前兆としてやる事ですし、動物虐待の風潮が広まることは避けねばなりません。
これは乱獲密猟、虐待、販売のなどにも関わってくる、広い問題ですが、とりあえず、今回は撮影の方面から書いてみました。
本来なら営巣地、生息地は守られたり、撮影によって自然破壊したり、営巣地が危機に陥ったりするのは、野鳥の会さんに注意する権限を与えて欲しいです。
それが進まない今、最近の気候変化も考えたら、やはり、撮影のための法律や規制を作ったほうが良いと思いました。