ポルシェカイエン、BMW X5の対抗馬
メルセデス版ミドルラグジュアリーSUV
と言えばやはりこの車、MLクラス
近日デビューと言われているGクラス後継車にも
Lと言うネーミングが追加されGLとなる事を考えても
今回は前モデル(163)の様に独立路線ではなく
先行デビューしたものの次期Gクラスの弟分という
かなりハードルの高いポジションが約束されている
先代モデルも初期はコモンレール等で話題となったものの
ディーゼルを規制する国内事情に併せ
ディーゼルモデルの輸入をストップ
国内ラインナップからML270は姿を消した
その後はドイツ本国生産ではない分
価格は割安でスタビリティに優れ
ラダーフレームの採用等で見た目から想像出来ない
四輪駆動らしいモデルだったものの
本国でない分、低価格な分が裏目に出たのか
内外装質感が低く、作りの悪さが目立ってしまった
結果売上は延び悩み、マイナスイメージを負ってしまった
それを払拭すべく内装外装にも気を配り
新型Sクラスのテクノロジーを随所に採用し
他社の発売後に登場した新型ML
実際シートに座り、ステアを握った感じも
先代とは大きく違い、明らかに高い質感を感じる
ただクリアランスを優先するレイアウトの為
フレームをラダーから、モノコックへ変更したのは
仕方の無い事と理解しつつも残念に感じる
また、荷室の両サイドにカバーが着いている為
室内故に高さは確保出来ているものの
幅は狭く、ゴルフバック等長物は斜めに置くしかない
しかしながら全体としては値段を考えても高いバリュー感があり、
乗用車感覚で、シーンを問わず広く使える
勧めのSUVと言えよう
参考グレード
ML350 型式:A-164 シフト:7AT
駆動:フルタイム4WD
価格:6,930,000円