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登山と車旅

北海道の山 2018.07.29 芦別岳

7月29日、芦別岳は8時間弱の行程になるので、4時起床。雨がちょっとぱらつく。5時に南富良野の道の駅を出発。登山口まで30kmだ。道はガラガラだ。登山口のある山部集落の国道から見る夕張山地の最高峰芦別岳の山並だ。



麓から見る芦別岳の主峰はどれやら。どれに登るのやら。真ん中の高いのだろうか。



6時5分登山届を済ませ入山。トップバッターだ。山頂まで4時間20分、全行程7時間30分の新道コースのピストンだ。



こんな樹林の中をすすむこと1時間。



呻吟坂序曲の道標を見る(呻吟:苦しみ、うめくこと)。確かにここから山頂までは、緩斜面はわずかしかない。



7時30分に見晴台に着く。



富良野市街地は雲が垂れ込めている。



8時に鶯谷に着く、旧道への連絡道の分岐だ。次は上野か日暮里か。鶯谷から登山道は草付きの尾根なので分かりづらいが、やせ尾根の道だ。踏み外せば10m以上は滑落だ。



8時40分木々の間に岩峰が見える。あれに登るのかな。やっと山の雰囲気になってきた。雲も切れてきた。



8時55分1377mの半面山に着く。



木々の間にさらに高い山が、あれが目指す頂かな。



すこし進むと視界が広がり、なんと左奥に岩山があるではないか。芦別岳はあれに間違いない。すると中央は雲峰山(うんぽうさん)、右は屏風岩。半面山から一旦下り、雲峰と屏風の鞍部に出て雲峰に登るのか。



やや出たーこれは一大事、熊の糞です。



半面山から下りきったここは地図によればその名も熊ノ沼。登山道の至る所、熊の糞だらけ。とんでもないところに来てしまった。救いは熊の糞が古い事だ。ここでトレランの人が下山してきた。この先も熊の糞だらけと。この方もここでやめようかと思ったが登ってきたとのこと。ならば露払いはしてくれたわけだ。熊ベルはもちろんつけていたが、ラジオも点けることにした。



まずは雲峰山へ、振返り熊ノ沼を見下ろせばこんなところだ。



遮るもの、風もない炎天下の道を雲峰山に、登山者が現れた心強い、後方の屏風岩への道はない。まだまだ熊の糞は続く。



9時40分雲峰山の頂に着き、ようやく芦別岳の山容を見ることができた。まだまだ道のりは遠い。下って、登りだ。



もう少しだぞー。頑張れ。



道の脇にはチングルマやお花畑が広がる。



最後の岩場を手足総動員で10時25分芦別岳山頂に着く。岩峰の山だけあって360度の大展望だ。こんな日はめったにない。



幌尻岳の日高山脈。



夕張岳。



富良野市街地の先に、左奥に大雪の山々、右に噴煙を上げる十勝。



見下ろせば新道コースの道が。



こんな自然の中に熊がいないほうが不思議だ。ササ原に熊の気配なし。熊は見たし出くわしたくはなし。



登山者が現れたのを機に、10時50分往路を戻る。2,3組喘ぎながら登ってくる。

ただひたすら下り、13時25分下山。

今日見た花。



















新道登山口の隣には、広い芝生のキャンプ場があり、炊事場やトイレの設備が整備されている。利用料は無料とのこと。いいもんだね富良野は。

この日は美瑛まで走り、何時もの公園で宿泊しよう。美瑛に近づくにつれ十勝連峰の山並みが、



そして美瑛らしい畑の風景が車窓から見える。



走っていても、日のある間は、何しろ暑い。富良野・美瑛は盆地なのだ。こんな暑けりゃ、水道もあるし、夕食はざる拉麺だ。

日が沈めば暑さは急にやわらぎ、夜の涼しさに戻る。夕食後、松の湯(440円)で汗を流す。明日は十勝岳だ。




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