兵庫の寝言

山田裕のブログ
兵庫の片隅より時々発信。でも出身は千葉。。

開演しました

2006-01-29 | 稽古場
無事に初日があけました。
硬い時代劇のセリフが観てくれた人に受け入れられるか予測がつかないまま始まったけど、
反応は上々です。
笑い所で笑いが起こり、拍手も起こる。
やはり同じ日本人、伝わるのだなあと感心。

ゲネでドタバタだった着替えなどもなんとか大きなトラブル無く進んでいます。
あー良かったねえ。

しかし初日をあけるのが目標ではありません。
後は楽日まで全体が高まっていくといいですな。
今回は休演日がないので楽まではノンストップ。
引き続きビール一杯飲んで明日に備えます。

本番なだれ込み

2006-01-28 | 稽古場
もう日が変わって本番当日ですが。

本番前の場当たりが終わり今日はゲネ(リハーサル)だった。
衣装を着けて、メークをして、かつらをつけてフルバージョンでの初めての通し。
フル装備だけならともかく、今回は全ての人が衣装変え、かつら変えが何回もある。
着替えが追いつかず、出番に間に合わない人が続出。
今日間に合ってても、一つトラブルがあったら明らかに間に合わなかったりする。
普通は出番が無いときは楽屋のモニターで他の人の芝居を観てたりするんだけど、そんな暇ありゃしない。
舞台裏は戦争です。師走の賑わいです。
いや大変。

「仮名手本忠臣蔵」全段通しなんて、本家の歌舞伎でもなかなかやんないんだから(いや、こういう作りは物理的に無理なんじゃないだろうか)、
この大変さは当たり前といえば当たり前だ。
劇場に入ってからは衣装やメークに追われて芝居の全体の出来を見る余裕はもはや役者達にはありませぬ。加納さんのみが知る所なんでしょう。

お客さんはどんな感想もつんだろうか。

いや、実際はそんなことも考えないけどね。
だってだってほんと忙しいんですもの。
感想はもうじきいやでも耳に入ることです。

できることは本番に備えてビール一杯飲んでさっと寝ることです。
皆様劇場でお待ちしております。

最終公演情報!

コスプレ大会

2006-01-26 | 稽古場
いよいよ仕込みも終わり今日は午後から衣装合わせ。
さすが本格時代劇。衣装合わせの所要時間約6時間!
いやもう大変。

自分の役はちょっとしか出ないけど一番身分の高い役なのです。
プロの衣装さんが着付けについてくれてほとんど着せ替え人形状態。自分がいま何着てるかもわかりゃしない。
かくして出来上がったのは、
「ひな人形?」
そっくりだあれに。あたまはなぜかサザエさんの形してます。
周りの人は「いや、似合うねえ」
褒めてんのかい?
それとも顔がのっぺりしてるってことかい?

そのほかにもちょい役でちょこちょこ出るのでそのかつら、衣装も合わせる。
侍のかつらをつけてもどうも精悍に見えない。
「なんかだまされそうだね」こらこら。
猟師みたいな役もあるんですが、
「貧乏そう」「幸薄そう」おいおい、そりゃちょっと髪がほつれてるかつらのせいでしょうが。

いやでもかつらが似合うか似合わないかはやはり顔の作りの問題がでかいですな。
今後は侍の様にストイックな生き方を心がけねば。
まあお人よし侍も需要は結構ありそうだけど。
観に来てくれる人は想像力をふくらませといて下さいな。

明日は場当たりでいよいよ本番体制に突入して参ります。

稽古納め

2006-01-23 | 稽古場
テレビはホリエモン逮捕で騒然としておりますが・・。

今日で稽古場での稽古は終了。
明日からはいよいよ舞台仕込み、場当たり、ゲネと慌しい日が続きそうだ。
今回はそれに加えて不慣れな衣装、かつらも慣れないといけない。
なにしろかつらあわせを1回しただけで本衣装に至っては一度も着ていない。
時代劇素人がほとんどのこの現場、慣れない事が多すぎて不安が高まる。

かつらといってもカパっとかぶればいいってもんじゃないですからね。
ちゃんと羽二重つけて床山さんにつけてもらうのです。
本格時代劇なんですよ。今更気づいたですよ。
でもまじめな話、頭をぎゅっとしめつけるので、頭にあわないとほんとしんどいらしい。
しかも芝居中の長時間。
やばいときは吐いちゃったりするらしい。
かぶりものが似合ったためしがない自分としてはほんと心配だ。
舞監さん「ほんとしんどいときはしんどいので、死にそうになる前に言ってくださいね」
いやでもなにをもってやばい状況かさえもわからんもんね。
かつらあわせの段階では、かぶった時点ですでになんか違和感ありありだし。

動きにくい衣装にかつら。
こういうので長年やってる杉様やらのすごさが実感できます。

「ま、やるしかないんだけど」とみんな言ってます。
当たって砕けろ。
いや、砕けちゃいかん。


稽古あと3日

2006-01-21 | 稽古場
稽古場での稽古期間は今日入れてあと3日。
本番まではあと3日ほどあるのだが、本番の劇場に3日後に入るので、
そうすると仕込やら明り作りやらでほとんどまともな稽古にはならないから。
通し稽古をあえてせず、シーンごとにじっくり稽古していく。
劇場入りまでは通し稽古はあと1回のみ。
合計3回しかやらないことになる。
商業演劇(経験無いけど)並かね。

これ↓、歌舞伎かじり始めの身としては余計おもろいす。
こんなんで気分転換しつつ、さ、追い込みですな。
中村屋!