ダブル介護の憂鬱

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面会解禁

2024-04-30 16:43:00 | 日記
父の面会に行ってきました。1月初旬に脳梗塞で救急搬され血栓は回収できたものの、後遺症が残ってしまいました。リハビリ病院に転院し、2ヶ月過ぎました。
左半身に強い麻痺が残り、自分で起き上がることが出来ません。車椅子に移る時は、介護者2人で。麻痺したところが痛くて大変。
最初の頃は、家に帰ると言って前向きだったのに、今は深い絶望の中にいます。
コロナ禍が収まりやっと面会が許されるようになり、私が父の気持ちを少しでも絶望から救うために今できることは、面会に行くことかなと。
今日は、その初めての面会でした。
父は泣くばかりで、私は手を握って黙っていました。
それから父は「死んでしまいたいと思うことがある。」と言いました。

身体を、自分の意志で動かせないから。
自分はこの病院のお荷物だから。
朝からナースコールを鳴らして看護師さんを呼んでばかり。
周りはよくしてくれていることは分かっているけれど、お荷物で問題児なのが辛い。
もうよくならないことも、わかった、、、

看護師さんはお仕事でやってくれているのだから、お荷物だなんて思わなくていいよ。
少しずつ良くなると思うよ。
いいこともあるから。
死にたいなんて言わないで。

こんな答えで良かったんでしょうか?
私の言葉は、空々しく回っていないでしょうか?
こんなとき、なんて声をかけたらいいのでしょうか?

前向きで意欲的で、決してへこたれなかった父が、号泣する姿を前に、私は気持ちに蓋をします。
自分の中のお父さんのイメージが消えないように。

でも、今、私が今の父を受け入れて寄り添わないと、父の気持ちを受けとめる人はいないのね。
だから、ベッドの横に座って、父の手を握り、受けとめる。

そして帰り道の今、また気持ちに蓋をした。
家族の元へ帰る。
私の家は、今の家族。

ブログを書きながら蓋をする。