2022年の韓国ソウル・梨泰院で159人の死者を出した群衆事故の影響もあり、今年のハロウィーンについて、例年以上に大勢の人が集まってトラブルや群集事故が起こる懸念があるとして、東京都渋谷区はハロウィーンに大勢の人が集まるのを防ごうと「ハロウィーン目的で渋谷に来ないでほしい」と異例の呼びかけをしている。
また、多くの人が集まる渋谷駅前の「ハチ公像」周辺を、28日の早朝から来月1日の早朝まで封鎖し始めている。→こちらなどのニュース
一体、ハロウィーンとは何か? いつごろから日本で流行りだしたのか?
ハロウィーンの起源は、2000年以上昔の、欧州の古代ケルト民族が行っていた秋の収穫を祝うとともに悪霊を追い払う宗教儀式「サヴィン祭」であると。
古代ケルトでは11月1日が新年とされており、大晦日である10月31日には先祖の霊が家族に会うために現世に戻って来ると信じられていた。
しかし、先祖の霊だけでなく悪霊も一緒にやってきて悪さをするとも考えられていたため、サヴィン祭では仮装や焚き火を行い、悪霊を追い払っていたと。
その後、ケルト民族はキリスト教化していくが、祝祭の習慣は残り、キリスト教会が11月1日をAll Hallo(諸聖人の日)と定めたことから、その前夜をAll Hallo Eveと言うようになり 、そこからハロウィーンと呼ばれるようになったと。→ハロウィーンWikipedia
19世紀になりアイルランドおよびスコットランドから大量に移民がアメリカへ到着し、ハロウィンが本格的にアメリカで定着しはじめた。
太平洋戦争後、米軍関係者が住む地域においてアメリカの風習としてハロウィーンが、日本に持ち込まれることがあったものの、各地のイベントでハロウィーンにちなんだ仮装が導入されるようになったのは1980年代以降になってからのようである。
特に、1990年代半ばの時点からハロウィーンの商業利用が盛んになりつつあったと。夏休みとクリスマスの間の販促イベントの材料としてふさわしかったのだろう。
1990年後半の例:ディズニー・ハロウィーン→こちら。 カワサキハロウィーン→こちら
横浜の街でも、今年も、ハロウィーンのイべント(→こちら)で盛り上がっており、私が住んでいる街でも、ハロウィーン飾りをあちこちで見かける。
毎週、出かける市民プールでの飾り:
私が住んでいる街の花屋の飾り&商品:
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