あんた、まるいもの好きだね~♪

「まるいもの」について、適当に書いています。まるいものとは、自転車、モーターサイクル、クルマ、カメラ、CD/LPとか。

■ガンダムベース東京の現在(いま)/2023年冬時点 負 ※大幅加筆中

2024-02-05 11:17:00 | ガンダムベース東京

『思うところ』シリーズ、3 。

 相変わらず時間がないので無加工画像、文字は後で大量追加。

▲入っていきなり、「福岡に行け」と言わんばかりの展示。

▲ここでしか買えないガンプラ。

▲この日の在庫は豊富。

▲同じく。

▲在庫はあった。

▲こちらも。

▲タイミングか、在庫は豊富。ただ、何が限定なのか解らない。

▲同様。

▲確かこの後、通常のリック・ディアスが再販され、祭りになっていたかと。

▲これは割りかし見掛けていた方かと。

▲形態を変えた、システムウェポンキット。

▲後日譚だが、実はこの日は豊作だったよう。年明け2024年に行った時は影もカタチもなかった。

▲必要があれば、この日来てたひとはラッキーだった。

▲同様。

▲特に需要が多そうなセット。

▲叩かれ続けても一向に改めないハンドーパーツの改善を、レギュレーション内で収めるのに必須な『エモーションマニピュレーター』。じぶんも当時、エライ遠くまでTEL予約して買いに行ったことがある。旅行だった。

 それでも、この日あったのはコレだけ。直近は、やはり影もカタチもなかった。

▲キット自体の存在も知らなかった、トロハチ。

▲しかし、ずっと完売状態。

▲新商品だとか。

▲イベント限定、というのがよく解らない。

▲新商品タイミングだけに、在庫は豊富だった。

▲まあ、これがベース限定なのはさすがに仕方ないかも。

▲在庫あるだけマシ。

▲この両者は当然、並べたくなるがシリーズが違う?

▲まあ、やはりこうなる。

▲限定品コーナー。

▲この日、店内は非常に空いていたのだが、それでも専売品レジはこの列。配送依頼者は、北海道と東北がなぜか断トツ、多かった。

 


 

▲通常コーナーに目を転じるとこれ。ガンダムベースですら、コレ。

▲量販店などでよく見掛ける、目を覆うばかりの惨状。

▲壊滅状態。

▲展示状態すら、この有様。

▲ず〜っと欲しくて探している、『ガンダムフルアーマータイプ』の、1/144スケールモデル。

▲店舗スタッフですら、記憶ではもう4〜5年は見ていないという。

▲ちょうど、武漢ウィルスで足が遠のいた時期。

▲そして出口では、もう入手不可な限定品がお見送り。発売時期にはさすがに大量にあったが。なお、右のミーアモデルは、2024年来店時は補充されていた。

 


 

<プラモデルに限定して>

  • 利益率 − まず、資本主義社会であり利潤を追求する企業である以上、絶対に外せない項目。故に定価販売、中間業者を極力廃した販売形態が最も望ましい。ガンダムベースがそうであり、更にベース限定商品はその最右翼。2024年に足を運んだ時、たまたま配送受付でお客さんと会話をする機会があったのだが、またも北海道(札幌)からだった。「いいですね」、と言われた。(こっちとしてはそろそろ、雪まつりでSEEDの雪像じゃん、とも思ったが、そのひとの言いたいことは痛いほど解った)
  • 囲い込み − 上記に関連し、今まで小売店が存在した業界でも専売店、ディーラー店のような形態変更による『囲い込み』の傾向は顕著。実態は直営と、地元の店が母体となって看板だけ掛けかえるケースがほとんどだが、「そこでしか買えない」「直営で買った物しかサービスを受けられない」「小売店時代の物はサービスを渋る」「部品すら問屋に降ろさない」という状況は、そこかしこで見受けられる。正直、時代の流れとも言えるし、この傾向はどの分野でも進んでいくと予想。ベースとプレバンがそれに該当する。
  • 購買喚起 − 要は積極的なプロモーション。消費者の購買意欲を掻き立てる施策を積極的に打ち、「買わないと」「買っておかないと」という心理状態にさせる。ただ、当然、このPRにも莫大な費用が掛かる。商品にそのPR費も乗っかている。理解ができないのが、その割には後述する内容と背反する。PRタイミングと販売体制があまりに乖離していて、「頭悪いの?」と断言してしまうレベル。
  • IP = 知的財産 − 同業他社でよく泣いている点。売上があるように見えて、実態はライセンス生産のようなもので、かなりのパーセンテージを知的財産権を保有しているところに吸われる。最近では、壽屋がそれで業績がよくない、と報道された。著作権と置き換えると解り易いかも。これにより、再販し辛い商品があるのは想像できる。
  • 差し押さえによる官庁によるオークション出品の内訳 − この内訳を見ると、購買喚起が生み出した惨劇がよく解る。差し押さえということは、何かしらの公的支払い義務が発生する金額を納め続けなかった結果で、それなのにびっくりする程の積みプラが出品されている。要は、煽られ煽られまくりそちらに散財した結果、公金支払いができなくなり自己破産状態になっているという証左。メーカーは痛くも痒くもないが、企業倫理は問われる。そよ風程度だろうが。
  • 一時の需要による増産体制 − これは過去を見れば解るが、一時の流行(ブーム)に対応するために、先行投資による増産体制を敷いたが、ブーム沈降と共に収支のバランスが瞬時に崩壊し倒産したメーカーは多い。なので、無責任に「ガンプラがないからもっと作れ」「作れないなら工場増やせ」「ひとを募集しろ」、とは言えない。それは結果的にバンダイのガンプラ部門を潰す結果になる。ただの無責任で、ファンでもお客さんでもなんでもない。
  • コンテンツの集中/集約 − 下記にあるが、失敗した例、一向に盛り上がらないコンテツ、必死で盛り上げようとするがどうにも市場が反応しないコンテツが山程あり、正直、その分をガンプラに割り振って欲しい。何故しないのか? 固執するのか? 緩めないのか? いち消費者としては理解に苦しむ。正直、ガンダムだけでやっていけると思うけど? 何でもかんでも唾付けておきたい?
  • 境界戦機、30MM、SYNDUALITY、ガールガンレディ、BB戦士、SD − どれも鳴かず飛ばずか、ほぼそれに近い状態。中には発売日に即半額販売される物もある始末。しかし、一向に辞めようとしない。ガンプラ一本に絞ることが危ない、との判断もあるのか。だが、現況はどの店舗の売り場を見ても明らか。対他社で見ても一緒。
  • イベントの連動性 − 劇場作品『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開されているのに、まったく同作品に関連するガンプラが生産、補充されない。前々から解っていたことで、何故対応しなかったのか、計画を以って公開に合わせて潤沢にSEED関連のガンプラを用意できなかったのか。とにかく不思議で仕方がない。ただでさえ不満が蔓延しているのにそれが増大する、火に油、転売ヤー、フリマアプリ、違法値付け店舗の横行を悪化させるだけなのも解らないのか? また、ガンダムベースでのイベントは『SEED作品』に限定されている。どうしろと? どの企業も、上層部はほんとうに馬鹿揃いではあるが、あまりに阿呆過ぎる。大馬鹿。
  • 当時価格での再販 − MSV、ベストメカ&コレクションシリーズに類する物たち。HG外のノングレード系。旧キットは記憶では2回、やり遂げた。ただ、もう世界情勢があまりに違いすぎる。当時とは。ただ、MSVだけは再販やガンダムベースオープン時も並ばなかった記憶なので、余程の理由や障壁が厚いのか? ⇛ 一部記憶違いっぽい。少なくともベースに並んだことはあるし、1回目の再販では量販店にも並んだよう。ただし、シリーズすべてが揃ったかは不明瞭。2回目はさらに絞ってベースのみだったかも。金型、歩留まり、それによる採算ラインに乗らない? すべてに共通して言えるのは、当時価格での再販は赤字になるだけ、ということ。ネットのみの内弁慶で騒ぎ立てるのは結構だが、そんなのは何も届かない。見てない、知らない、関知してない、と言われればそれまで。無意味。また、再販してもらうなら利益の出る値段、販売形態になるし、そこは覚悟すべき。ボランティア団体じゃないんだから。そういう意味では、旧キットの再販は本当に英断だったと思う。量販店にまで並んだのだから。情景模型すら再販されたのは狂喜した。
  • パイの小ささ − そもそもの模型、プラモデルの全体図。市場規模。その中でガンプラの占める割合が多いのは明白だが、かつ、では旧キットやMSVに傾倒するパイがどのくらい居るのか? 現在公開中のSEEDは多くの新規ユーザー開拓に一役買ったし、先般の水性の魔女もそう。ただし、その中からガンプラまで進むひとがどこまで居るのか? 継続的にガンプラに定着するのはどのくらいなのか? 革新的なENTRY GRADEの登場もある中、接着剤はいる、それでもたいへん、無塗装だと成立し辛い、いわゆるブンドドに不向き、アクションベースも非対応と来ると、古参キットの再販の難しさが解る。また、代謝も進んでいて世代交代でネットの声程、実売は大きくない筈。「出たら必ず買う」層、パイがあるのは事実だろうが、それがどのくらいか? また、いつまで続くか? 正直、10年近く前にガンプラをSNSにアップしていたひとは今、じぶんの周りには1割も残っていない印象。もちろん、個々の発信の手段が変わったことも考えられるが、「離れてしまった」ひとが多い、というのは個人的感覚。ここ数年の模型展示会に足を運ぶと、皆、若い。世代が明らかに入れ替わっている。その彼ら彼女らが、旧キットやMSV、ベストメカ&コレクションシリーズに類する物たちに向くか? というと懐疑的である。「向いて欲しい」というのは個人感だが、ガンプラ以外も娯楽が豊富な彼らには、厳しい。経済的にも。いっそ、「MSVシリーズ一括パック受注販売!」「目標数に達しなかった場合、中止となります」ぐらいでもいいから、仕掛けて欲しい。鬼籍に入る前に。
  • 一説にはガンダムが基準になりやすい傾向がある − 一次資料はないが、社内では売れ行きの判断基準にガンダム作品が指針になりやすい傾向がある、との説も。市場の反応、動きを見る限り、あながち見当外れなハナシでもない、というのが肌感覚。プラモ = ガンプラ、と捉えるくらいの向きもあるのでは?
  • Figure-rise Standard、86-エイティシックス-、ENTRY GRADE − 意欲的なシリーズ、アニメ作品が完璧過ぎて継続的なファンが多いタイトルもある。ただし、ここでもIP = 知的財産が絡んできて、自社にそれがない場合、どこからどこまでが利益ラインなのか、当然、社内の人間でないと解らない。ネットのみの声を鵜呑みにして再販したものの、商品が動かなければ、版権元に支払いが増えるだけで自社はダメージだけが残る。ユーザーとしては歯がゆいが、企業感としては一定の理解は示せる。ただし、SEED関連だけは対応してもよかったのでは?
  • ガンダム以外のHG − 上記同様。読めないので、初回生産数も相当にシビアになる筈。少なすぎると利益が出ないし、作り過ぎて動かなければ損失が増すだけ。再販も同様になる。ただし、ガンプラ一本に絞る危険性を感じているのか、新規開発&販売は積極姿勢に目に映る。そういう中、ガサラキやナデシコ、ゼーガペイン、ヴァルヴレイヴなどは頑張ったと思う。
  • 海外市場、為替相場 − 日本単体の売上より海外市場全体の方が当然、金額は大きい。また、前後に関係するが国内に原材料を仕入れ国内で生産し国外へ輸出し続ける限り、為替や関税というモノから逃れることはできない。
  • メイド・イン・ジャパン − ブランド力、品質管理、情報漏えい、知的財産、流出、コピー、海賊版、ガンダムメタバースでの流出事件。一説によると、3Dプリンタがあれば、まだ世に出ていない商品まで立体化可能なデータが流出したとのハナシも。海外展開は、現地仕入れ、生産、出荷ということで、為替や関税、輸出入コスト問題はクリアしやすくなるかもしれないが、それと引き換えにかなりのリスクが伴うのが解る。メイド・イン・ジャパンに拘らなくとも。実際、他の分野では多々、問題にもなっている。目が行き届く、管理が比較的安全に保たれる可能性が高い国内生産から動かないのは、正解。結果、生産量が限られ、国内への割り振りもさじ加減が難しくなる。
  • 転売ヤー、フリマアプリ、反社資金源 − これらが跋扈する現状は、回り回って反社の資金源になっている可能性もゼロとは言い切れない。結果、メーカーの姿勢は反社を支えることになる。間接的でも、そういう状況を作り出してしまっている。最近は店舗、劇場での個別対応も出てきたが、すべてがそういう倫理観を持っているとは限らない。メーカーからの強制力(契約など)もやむなしな状況かと。
  • 小売店の反応、状況 − ただただ倫理観のみ。正義感を剥き出しにしても、それで企業が利する訳ではないし、また企業も今やそういう考えを持っていない。最近知ったのが、本来の『経営』というのはそういうものではなかったという。だが、別にバンダイに限らず、どこも最早そうではない。一社だけ貫いても市場で生き残れないだけ。残念ながら。ただ、身近にそういう存在があった体験としては寂しい。今はデジタルネイティブでネット通販で2024年問題、その先の問題も取り沙汰されているのに小口輸送はうなぎのぼり。再配達にペナルティを乗せるべきでは、と言われ始める時代。リアル店舗、更には町のおもちゃ屋がどこまで存続できるか、次の世代が必要とするか。根深いし、答えはひとの数だけ存在する。先日、町のおもちゃ屋に足を運んだら店主が一層小さく見えてしまいショックは受けた。ガンプラ不足で散々叩かれ、堪えてしまったのだろう。背中が小さくなった、とは言うが、全体がもう小さく見えてしまっていて、正直にはやるせなくなった。
  • 改名と大幅改変が噂されているプレバン − 打ち出の小槌。規約改定を重ねて転売ヤーなどを意識してはいる感じだが、実効力は不明。ガンダムベース同様、絶対に手放したくない販売形態だし、こちらに割り振る比重を軽くすることはまず考えられない。
  • サンライズ、アクタス(バンダイナムコアーツ) − IP = 知的財産の一環で、自社に取り込むことで利益率を上げる。同時に、他作品への技術協力も可能になる。一方で、取り込まれた側は、安定さと引き換えに自由度は契約条件により左右される筈。ただ、IPで泣いているメーカーが多い中、自社に抱え込みたくなるのは道理。また、それだけの体力がバンダイナムコグルームにはある、という証左。
  • 無料イベント&お土産 − 絶対に忘れてはいけない。上記PR費に計上されると思うが、各地で無料のイベントを大量に開催し、また中にはお土産までくれちゃうイベントも少なくないこと。過去には、HG丸々お土産になっているイベントもあった。他所が有料化するか非開催に移行していくのと違い、未だにこの手のイベントは継続されている。そこに投じられる労力と財は、「当たり前」と思わず意識しないといけない。財源はどこなのか、何を企図しているのか、あれだけの規模を社内で許可&決済が降りるという事実。享受だけして一方的に文句の山にならないよう、気を付ける必要はある。ただ、ここでも乖離の「?」は出てしまう。イベントでユーザー気運は高まるも、物がなければ買いようがない。無知蒙昧だと転売ヤーでもフリマアプリでも高額設定店でも気にせず買ってしまうので、始末が悪い。
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※利権関係なのか(この説は無理あるが)、『ガンダムX』『∀ガンダム』は作品タイトルそのものがゴッソリなくなっていて、驚いた。また、上記のMSVは、影もカタチもなかった。闇なのか? あとで気が付いたが、『F(フォーミュラ)シリーズ』もない。あれだけ展開したのに。

※クイン・マンサ、存在自体が抹消……。そもそもプラモ化されてない? このあたりは作品自体をしっかり観ていないので曖昧。

※これを詰めていく中で怖い感覚をおぼえ始めた。ひょっとして、今やガンプラは同社にとっては踏み台扱い? 呼び水、まき餌、間口を広げ敷居を下げるだけの役割。今の同社が見ている主戦場は別の所、という気がしてきたし動向を見ていると確信にもなりつつある。だとすると、すべての事象が当然に感じてくる。ガンプラのバンダイでないことは事実だが、社内での担いが変わってしまっている??? これはもう絶望だが、いち消費者が株主でも何でもないのに大企業を動かすことは不可能。陳情、上申は引き続き可能だが、あくまでそこ止まり。

※ただ、ここは苦言も呈したい。呼び鈴がない、ポストもない状態ならいきなり玄関の閉まったドアノブを「ガチャガチャ」やるが、呼び鈴もポストも用意されているのなら、まずそちらを鳴らす、投函するのが順序。向こうは別に「なにも聞きません」ではない。インボイス署名の「受け取らない」もなかなかに凄かったが、ポーズとしてはパフォーマンスとしては「聞きます」になっている。SNSで内弁慶してるだけはまるで建設的でない。模範解答しか返ってこなくとも。紋切り型でも画一的で、定型文でも。暖簾に腕押し糠に釘馬耳東風でも、声を上げることしかないのが現状。不買運動なんて成立する訳ないでしょ? ラインを休ませられるだけだし。

 

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■ガンダムベース東京の現在(いま)/2024年冬(2月)時点 負 ※ネタバレ閲覧注意

 

 

やかん


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