くわがたブログ

甥っ子ボーイが育てる2匹の幼虫。
遊びに行きがてら、土の中の様子を観察しています。
成虫になったら戦わせます。

マットのお掃除:1回目

2005年11月11日 | 幼虫
マットに糞が目立ってきたというので、ボーイのママちゃんから呼び出し。
しばらく帰省しちゃうらしく、早めの対応が希望な様子。

実質、このマットのお掃除が幼虫の成長を確かめる唯一の機会なので、本当はボーイには見てもらいたかったんだけど、もう寝てたから仕方がない。

飼育箱の蓋を外し、保湿のためのラップを取る。
これを大人の僕がやっていいのか、と思いながらも深夜なので静かにやるしかない。しかも寝ているボーイを起こしちゃいけない。何というジレンマ。

前日に霧吹きでシュッシュされたマットは、十分な湿り気を保っている。
掻きだす指にマットがいちいち絡みつく。
あまり勢いよく掻き出すと、いつどこから幼虫が現れるとも限らない。
慎重に慎重に、でもやっぱり芋虫だから、ちょっと嫌な感じと脳から指先に指令が走る。

半分掻きだしても、土ばっかり。

もしかして、土になっちゃったかな、と一瞬よぎる。
さらに掻く、また掻く、飼育箱の外には糞の混じった山がこんもりできている。
そろそろ底だ、と勢いよく大きなひと掻きを入れると、ふやけた親指みたいなのが2匹重なりあっているじゃないか。
こないだ見たときよりも、3倍は膨れ上がっている。
よく見ると、脈を打つかのように、背中を黒い液体が出たり消えたりしている。うっ、気持ち悪い。

とにかく2匹とも成長している。やったぜ!ボーイ。

ママちゃんの提案で、2匹を別の飼育箱に移すことになった。
新しいマットに水分を含ませ、握っても形が崩れないくらいにする。これを飼育箱に入れ、上からぎゅっぎゅっと固めていく。
十分にマットをつめたところで、幼虫をコロッと置いてみる。前はこうして、ぐいぐいと潜り始めたので、しばらく様子を見ていたけど、ちょっと固すぎたようで頭を地面に付けたまま、ふらふらしている。
このままでは地上でひからびてしまうので、新しいマットに穴を開け、やさしく背中を押してあげた。

こうして2匹は、別々の飼育箱で次のお掃除まで過ごすことになった。

そうだ、2匹に名前がない。(実はもうあるのかも知れないけど、聞いてない。)
僕とボーイの名前をつけたらどうだろう、今度聞いてみることにしよう。

たかが幼虫でこんなに世話をする必要があるのだろうか、それはまあいいか。