今日のお天気
朝晩の気温と日中の寒暖差が激しく、風邪がちらほら流行りだしているようです。
山一のパワフル専務も早速風邪菌にやられ、鼻水ズルズル、鼻声で迫力をなくしております。
今年は例年に比べおたふく風邪も大流行らしく、皆様 “要注意” です
さて本日のTUSSI邸ですが、
10/14(土)に防水紙を貼り終え、今日は胴縁(どうぶち)を取り付けてます。(写真2枚目)
胴縁とは、壁の中の柱と間柱とに打ち付ける壁の下地部材のことです。
縦胴縁と横胴縁があり、TUSSI邸では厚み18mmの桧の胴縁を
縦に取り付けてます。
胴縁の厚みの分だけ二重構造となり、ここに空気が通る仕組みです。
これを、空気が壁を通る事によりクッションになり、
暑さ寒さを和らげる“通気工法”といいます。
TUSSI邸では、外断熱での通気工法を採用しています。
外断熱とは・・・
家を断熱するとき、今まではグラスウールなどの断熱材を外壁と内壁の壁空洞に、
柱と柱の間に埋め込むように入れる内断熱でした。
現在も新築の90%以上がこの「内断熱」を採用しています。
これに対して壁空洞を残したまま、柱の外側に板状の断熱材を途切れることなく張りつめるのが
「外断熱」です。
〔内断熱と外断熱の比較〕
内断熱(充填断熱) | 外断熱(外張断熱) | |
断熱部(床・壁) | 柱と柱の間 | 柱の外側 |
断熱部(屋根) | 天井 | 屋根 |
断熱部(基礎) | 床 | 基礎 |
断熱材 | グラスウール他 | ポリスチレンフォーム・ウレタン他 |
普及程度 (日本) |
圧倒的多数 | 極少数 |
普及程度 (スウェーデン) |
1970年代まで | 近年は全て |
断熱の連続性 | 柱や土台などの 構造体で途切れる |
基礎から屋根まで 途切れずすっぽり断熱 |
壁体内通気 | なし | あり (当社では積極的に確保) |
断熱性能 | 低い | 高い |
気密性能 | 低い | 高い |
蓄熱性能 | 低い | 高い |
床下湿度 | 高い | 低い |
梅雨時室内湿度 | 高い | 低い |
梅雨時木部湿度 | 高い | 低い |
冬季室内湿度 | 乾燥 | 正常 |
冬季木部湿度 | 乾燥 | 正常 |
換気効率 | 低い | 高い |
快適温度帯 | 夏季低め、冬季高め | 夏季高め、冬季低め |
地中温度利用 | 不可能 | 可能 |
温度差 | 大 | 小 |
省エネ性 | 低い | 高い |
耐久性 | 低い | 高い |
施工性 |
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以上の理由から、最近は外断熱がお勧め(特に省エネ性において)なのですが、
現段階では、内断熱に比べコスト面でかなり高くなるのが実情です。
写真を見るだけでも、立派な建物だということが伝わってきます。
今回は外断熱について勉強することができて、よかったです
これからも楽しみにしています。