残された日々

貴重な時間を有意義に

便秘解消か

2007-06-30 18:32:20 | Weblog
06/30(土)
孫たち来院。
お昼をめがけて孫たちが病院にやってくる。
昼食を一緒にいただくためである。
せまい病室で身を寄せ合って食べるのだが、
時にはルーフガーデンやデイルームで食べる事もある。
今日も、め一杯食べて帰った。

昨日は微量ながら軟便がでた。
今日は少量の軟便がでた。
どうやら下痢から解放された気配だが油断は禁物だ。
おむつも外したが気配があれば復活させる。
気配を感じてからでは手遅れかも知れないが・・。

血圧が低い所を推移していて非常に気分が良い。
上は120を越える事は少なく、下は殆ど80以下である。
血圧計のメモリーを見ると30回(10日)平均値114/75だった。
体温は少し高めで36.6度近辺だ。
普通の人には平熱だが私の平熱は35.8度あたりなのである。
問題になる体温ではない。

かなり楽になった

2007-06-29 20:46:34 | Weblog
06/29(金)
朝、検尿・採血があった。まだ結果を聞いていない。
隣の4人部屋が週初めから2床空いている気配だ。
看護師に確認したが入院予約があるそうな。
「ホンマかいな」と思うが止むを得まい。
病棟看護師長に転室希望を伝えた。
個室は自由で快適だが孤独である。
何より自己負担が1日5,250円かかる。
これは保険適用外なので日数が増えると大きな負担になる。

窓外は暑そうだが夕刻から降雨がありそうだと気象情報。
明日は孫たちがやって来る気配がある。
うっとうしいには違いないが、無邪気な所作に触れると心が休まる。

食事ができるようになって案の定、便秘になった。
効果が期待できるかどうかは別にして本日昼からマグラックス再開した。
朝昼夕食後各2錠である。
少し多い気がしないでもないが、場合によっては更にラキソベロンを飲まなければならない。

回診に来た主治医に聞いてみた。
「皮膚科に同姓の女医が配備されたようですが・・・」
「嫁!」と短く回答された。
夫婦で勤務して病院を乗っ取るつもりかも(冗談)。

「今回は少し長く入院させてもらえませんか、過去2回辛い思いをしました」
「あまり意味がありません。孫が同居して感染症が云々なら孫のいる家には帰れません」
「うーん」
「月曜日に血液検査して異常なければ退院しましょう。
QOL優先で短い残り時間を有効に使いましょう。
MSTを大きく行過ぎたけれど、私たちも常にヒットと言う訳に行きません。
厚労省が慎重になって新薬の承認が極端に遅れています。
もう少し頑張れば初期に効果のあった化学療法でもう一度治療できます。
現在は原発巣が縮小している最も良い時期なので、病院でくすぶっているのはもったいないです。」
「冷たくなっている」とか言う表現が停滞なく出るようになり、主治医もかなり患者に近寄ってくれている。
本音が顔を出すようになった。
以前は余命を尋ねてもはぐらかされていた。
現在は雑談風にうまく話が乗ってくると何がしの量的回答を得る事ができる。
この会話は多床室では不可能で個室のメリットがここにもある。

この調子なら大部屋へ転室を申し入れた件が反古になる。
眼一杯栄養剤を点滴して来週初めには退院しよう。
調子に乗りまくっている主治医の幸運にあやかろう。

病状安定のもよう

2007-06-28 17:12:23 | Weblog
06/28(木)
画像は点滴中の抗生剤ホスミシン。数日後には内服になった。
食事カードには「低残渣食・7分粥250g(中)」と書かれていた。
お昼には焼肉と酢の物がついていた。
特別な食事ではないような気がしないでもない。
昨日は便通が5回もあった。それより前は8回10回と頻度が高かった。
頻便の場合ほとんど下痢である。
それが本日は16時現在でお昼過ぎの1回のみで、やはり水様便だった。

寝汗がかなり回復した。
点滴中は着替えの際、点滴チューブをシャツに潜らせないといけないので、
極めて面倒で看護師にも負担をかける。

食事が許可され体力が回復の方向にあるが、一気に回復とはいかない。
まだ立ち上がった直後は、かなりフラフラする。

昨日まで下腹を押さえると痛かった。
それ以前は押さえたら悲鳴を上げるほど痛かった。
今朝はまだいくらか痛かったが、お昼にはほとんど感じなくなった。
お昼頃までは検温に来た看護師が苦笑するほどグルグルと大音量で下腹部が鳴っていた。

抗生剤クラビットが明日の朝で切れる。
ホスミシンを継続しているので追加はされない模様だ。
風邪のような鼻づまりの現象も殆ど消えた。
明日の朝、血液検査と検尿がある。
炎症反応(CRP)の値に異常がなければ抗生剤の追加もないだろう。

あれほど苦労した咳は全くなくなった。
同じく血痰・鼻出血も気配さえ全くなくなった。

頻尿対策に飲み始めたハルナールは効果が見えない。
昨日は1日5回、その前とその前は共に1日6回。
今日も16時現在6回、今日はもう少し増えるだろう。

眼は可もなく不可もなし。
時にドライアイになって眼球が乾くのでヒアレインを両眼に点眼する。
PCにデータを打ち込んだり新聞を読んだりする時は左眼は閉じている。
これによる疲れは認識していないが、データ入力は時間がかかるようになった。
図面を作画する作業はもっと大変で以前の3倍以上の時間が必要になった。
JPEG,BMPなどの画像加工も同じように時間がかかる。
加齢による能力低下も要素の一つではあるが・・。

頭髪がかなり伸びた。
フサフサという訳にはいかないが、今度退院したら散髪必要だろう。
眉毛ははっきりしない。腋の下や陰毛も貧弱ながら少し伸びた。
頭髪は白髪が黒髪に生え変わったのではないかと喜んでいる。

爪はまだ完全にきれいにはなっていない。
1時期、脆いギザギザの、すぐ割れる爪は足の1部分を残して良くはなっている。

体重は今回の騒動で大きく減少した。
52.5kgまで下がった。
BMIの指数で間もなく「標準体重」から「痩せ」に移行する。
1年半前は71㎏まで膨らんで「妊婦みたい」と看護師から、からかわれたものだ。
この時は体重が増えるのが怖くて仕方なかった。
今度はこれ以上は下がるな!と祈るような気分だ。
これを書きながら少し気になってもう一度測定してきた。
54.0㎏と表示され、やれやれだ。

食事

2007-06-27 15:09:24 | Weblog
06/27(水)
土曜日の夕食以降、何も食べてなくてフラフラしていた。
今朝の朝食から5分粥が許可され味噌汁と野菜の煮物が供された。
お昼は更にケチャップ煮・下ろし和え・フルーツポンチだった。
美味しく食べられたのは言うまでもない。
食事カードには「低残渣5分菜」とあり「5分粥200g(中)」と書かれていた。
午後になって少量ながら軟らかい固形便が出た。
少しずつ普通の生活に戻っている実感がある。

再び入院

2007-06-26 14:37:19 | Weblog
06/26(火)
6/19に退院、6/24(日)にまた退院5日で再入院となった。
退院時、万全ではなくレシカルボン挿入などで対応してきた。
土曜日の午後、レシカルボン挿入したが反応がなかった。
日曜日の未明、突然嘔吐し、布団や枕がメチャメチャに汚れた。
嘔吐した量は2リットルもあっただろう。
下腹部が痛くて歩行困難なので受診を決めた。
痛みが少し治まるのを待って9時前に病院に電話した。
受け入れてくれると言うので次女の車で病院に向かった。
車椅子が準備され病院職員が待機してくれていた。
すぐレントゲン写真を撮影し、腸に異変があることを説明してもらった。
点滴が開始され23時まで続いた。
ヴィーンF(2回)・ホスミシン(抗生剤)・ロピオン(鎮痛剤)(2回)・
ビーフリード(栄養剤)(2回)等であった。
突然の来院なので病室が空いてない懸念があった。
案の定、部屋がないので入院が出来ないと言われた。
やむを得ず承諾したが、院内くまなく探して貰って消化器病棟の個室が1室確保できた。
やれやれ助かった。
入院当日は翌朝まで強い痛みと下痢に悩まされた。
部屋がないと帰宅させられたら困った事になっただろう。
1泊して主治医が回診に訪れた。
「イレッサの副作用かなあ」と頭を抱えている。
「体力が減衰しているので雑菌が入りやすいのでは?」とまるで医者の口ぶりで話してみる。
「それもあるが・・・・・・」と煮え切らない。
いずれにしても下痢が治まるまで食事をしない事になった。
食事をしないからパワーが出なくて歩行も辛い。
入院3日目すなわち今日、非常に調子が良くなった。
下腹部の痛みが激減した。下痢も回数が減ってきた。
下腹部に溜まっていたモノは殆ど下痢で出た感じ。
下腹部を押さえてみて痛みがかなり減少している。
しかし痛みが完全には消えていない。残存物があるのかも知れない。
まだ食事ができるほど回復していないようだ。

日曜日はイレッサとオキシコンチンしか飲めなかった。
昨日も服用はしたが変則的な時刻であった。
本日になってやっと規則的な内服が可能になった。
いつの間にか薬が増えている。
ハルナール(制尿)・クラビット(抗生剤)は先週から増えている。
ホスミシン(抗生剤)・ビオフェルミン(整腸剤)は昨日から増えた。
朝は8種類の薬を飲む。昼は4種、夕は5種類の薬だ。

治療経歴

2007-06-22 18:01:01 | Weblog
発病2年、治療略歴

日付  経過
日数
 内容投与形態
2006/6/14   ○○病院受診・CT   6/22気管支鏡検査  6/23骨シンチ 6/24造影CT 6/28頭部MRI 
2005/6/30   肺癌告知(StageⅣ)(T2N2M1)(手術不能の進行癌) 
2005/7/42005/10/594入院シスプラチン130mg+ドセタキセル100mg 4クール  10/05 退院(入院94日)週1回点滴(3週継続)+1週休薬
2005/10/13   ○○病院 サイバーナイフ(頭部腫瘍)(24Gy)(通院) 
2005/10/31   眼窩異常指摘(開業医+○○医師) 11/1眼窩造影MRI  
2005/11/142005/11/163入院○○病院 サイバーナイフ(眼窩骨転移)(38Gy) 11/16退院(入院3日) 
2005/11/292005/12/1618入院再入院  ナベルビン 3クール  12/16退院(入院18日)週1回点滴(3週継続)+1週休薬
2005/11/302006/1/437   ナベルビン40mg 合計5クール 
2006/1/132006/1/26  リニアック放射線治療(右脇腹骨転移)合計10回(30Gy) 
2006/1/112006/2/22  パクリタキセル60mg 6クール週1回点滴(3週継続)+1週休薬
2006/3/32006/6/2  ジェムザール1400(1200)mg 10クール週1回点滴(3週継続)+1週休薬
2006/6/162006/10/3  TS-1(120mg)3クール4週内服1週休薬
2006/10/32006/11/1039入院カルセド60mg点滴4週休薬2クール06/10/03 再再入院3日点滴3週継続1週休薬
2006/10/162006/11/622 リニアック放射線治療(全脳照射)合計19回(38Gy)11/10退院(入院39日(累計185日) 
2006/11/272007/1/1146 カルセド60mg点滴4週休薬第4クール通院治療3日点滴3週継続1週休薬
2007/2/12007/3/836 イリノテカン開始(通院)週1回点滴(合計5回)+(1週休薬)
2007/3/122007/3/2918入院イレッサ投与(内服)開始(3/13) 入院毎日内服
2007/3/30   イレッサ投与(内服)通院毎日内服
2007/6/122007/6/198入院感染症で下痢、脱水症状。救急車で入院。24時間点滴(鎮痛剤・栄養剤・抗生剤) 

梅雨

2007-06-22 17:28:25 | Weblog
06/22(金)
本格的に降り出した。まさに梅雨そのものである。
窓外には雨に打たれた雑草が実に生き生きと繁茂している。
数日前にはほんの双葉くらいに思っていたヤマゴボウが20本以上、掌より大きな葉を広げている。
今度晴れたら何はともあれ除草剤散布しなくてはなるまい。
畑は除草剤散布できないので手作業で草抜きしなくてはならない。
アスパラガスの畑に黄花コスモスが繁茂し花を咲かせている。
もったいないが処分しなきゃなるまい。

今日も欠勤。
だんだん横着になって職場放棄しないか我ながら心配だが、倦怠感は抑えようがない。
朝、出勤時刻になると猛烈な睡魔が襲う。
あらかじめ欠勤を決めているからかも知れないが情けない話である。
私が欠勤して会社がうまく回転すればこんな嬉しい話はない。
少しくらいの不具合は眼を瞑らなければなるまい。

体調はまずまず。
痛さはほとんどないのでモルヒネを減量してみようか思案している。
モルヒネ減量で痛くなるより便秘下痢のコントロールの方が心配。
現在は少し便秘状態。少し便通がある程度。
当面、寝汗が一番困っている。
1日4~6回、シャツとパジャマを交換している。
エアコン調節やパジャマの種類を換えて対応しているが効果がない。
眼は変化なし。失明した左眼はやはり点眼を欠かすと痛くて眼が開けられない。
抗生剤を飲んでいるが微熱は続き、時として頭痛がある。
咳や血痰・鼻出血は全くない。
血圧はかなり低い位置まで下がってきた。
発病前から降圧剤を3年飲んできた。
先般の入院の際、降圧剤を継続するかどうか議論があった模様。
体重が下がる。入院以後、また1㎏程度下がったようだ。
裸を鏡で見て情けない思いをしている。
頻尿対策ハルナール錠は今のところ効果が確認できない。

便通

2007-06-21 19:58:34 | Weblog
06/21(木)
いつもの事ながら便秘が続き、昨日はレシカルボン挿入で若干の便通があった。
残余感は続き下剤ラキソベロンを服用しようと考えているさなか、突然便通があった。
量は充分ではなかったが、1時間後にまた便通があった。
今度は少し量が増えて残余感も少なくなった。
完全にスッキリした訳じゃないがヤレヤレである。
現在マグラックス(緩下剤)は日量3錠。
これを継続する予定。

退院後、特に変わった事はなく倦怠感は続く。
昼も夜も眠い、眠い。
寝汗も解消されない。エアコンをかけてみるがシャツやパジャマまで重くなるくらい発汗する。
頻繁に下着やパジャマ交換するしかない。
抗生剤クラビット錠を服用しているが微熱は続く。
制尿剤ハルナールは効果が出ているかも。
夜間の頻尿が減少した。

また完熟マンゴーが届けられた。
上位の取引先からの贈り物なので対応に苦慮している。

便秘

2007-06-20 16:02:21 | Weblog
06/20(水)
金曜日に軟便の便通があったが5日間便秘状態である。
マグラックスを毎食後各1錠飲んでいるが全く気配がない。
「新レシカルボン坐剤」を挿入してみた。
ちょうど1時間後少量の排便があった。
昨年の入院時、浣腸剤として処方され、挿入10分後、完全に浣腸された。
それ以後はあまりうまく作用していない。
ネットで調べた効能書きでは「下剤・浣腸剤」とあり「10~30分後に効果発現」と説明があった。
あまり強烈に作用する薬は避けたいのでちょうど良いかも知れない。

制尿剤ハルナール錠の効果が出ているかも知れない。
1日9回くらいトイレに行っていたが5回くらいに減っている。
以前は夜間の頻度が高かったが、密度が平均してきた感じ。

東京の郷土史家から単行本が贈呈されてきた。
全く面識のない人だが、私のルーツ探しのホームページにたどり着き数度のメール交換があった。
有難い事である。

退院

2007-06-19 19:27:10 | Weblog
06/19(火)
本来昨日退院予定だったが主治医が多忙で退院判定が遅れた。

結局何の問題もなく本日の退院となった。
医療費385,930円3割負担115,780円。高額医療費還付71,380円。
患者負担44,400円。食事電気料5,515円。支払い合計49,915円。

今回から窓口で高額医療還付を清算してくれるので助かる。

頻尿対策ハルナール錠は今のところ効果がない。
抗生剤クラビットは点滴の代替品。
退院はしたがやはりシャキッとしない。
何となくダラダラしている。
便秘が続いているからかも。しばらく欠勤を続けてみよう。

薬品名効能薬価単位処方金額単位
イレッサ抗癌剤6,7741494,842250mg
オキシコンチンモルヒネ9785654,78540mg
クラビット抗生剤229214,801100mg
マグラックス緩下剤684538330mg
リンデロン吐き気止め18142520.5mg
ディオパン降圧剤66281,85240mg
ロキソニン鎮痛剤23841,95760mg
ベネット骨代謝143141,9952.5mg
ハルナールD錠制尿剤178.9101,7890.2mg
合計162,810
3割負担48,843円

本日処方された薬剤。
状況によっては患者に増減の裁量権を与えられている。