沼上教授は組織の腐敗傾向をもたらす二つのメカニズムとして、「ルールの複雑怪奇化」「成熟事業の暇な秀才」を挙げている。いずれにしても外部から売上げと利益を獲得してくる人間を窒息死させることになる。
古いルールが駄目だから組織が衰退しているのにその上にあたかも新しく見えるようなルールを作る。その上、稼いでこないが組織のルールを徹底して守る人間が評価され始め、リスクを冒して稼ぐ人間が排除されますます組織は腐敗する。
そういう秀才たちは事業が成熟化してくると更に内向きの仕事をせっせと作る。稼いでもないのに「忙しい」を連呼し、売れもしない企画書作りに、売ることのできない秀才たちが議論を交わし満足している。
これから抜け出すためには、業務改革、職務分析を行い仕事のやり方を変えること、複雑怪奇化したルールを破壊すること、内向きな秀才達を外に出すことである。
それよりも腐敗のメカニズムに嵌っているトップが業績責任をとり退任することであるが、自身が選んだ秀才たちによって守られているため気づくことは無く、秀才たちの叛乱に遭遇しない場合、この組織は衰退し消えていくのみである。
古いルールが駄目だから組織が衰退しているのにその上にあたかも新しく見えるようなルールを作る。その上、稼いでこないが組織のルールを徹底して守る人間が評価され始め、リスクを冒して稼ぐ人間が排除されますます組織は腐敗する。
そういう秀才たちは事業が成熟化してくると更に内向きの仕事をせっせと作る。稼いでもないのに「忙しい」を連呼し、売れもしない企画書作りに、売ることのできない秀才たちが議論を交わし満足している。
これから抜け出すためには、業務改革、職務分析を行い仕事のやり方を変えること、複雑怪奇化したルールを破壊すること、内向きな秀才達を外に出すことである。
それよりも腐敗のメカニズムに嵌っているトップが業績責任をとり退任することであるが、自身が選んだ秀才たちによって守られているため気づくことは無く、秀才たちの叛乱に遭遇しない場合、この組織は衰退し消えていくのみである。