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april-fool

2024-04-01 08:03:00 | 日記
紀元25年頃、黄河流域で再興した漢王朝(後漢)の末期において、残虐非道を尽くしたとされる時の権力者董卓が使用した恐ろしい拷問具・処刑用具の一つに「電死錬滋(でんしれんじ)」があった。

これは雷の激しい日のみ使われ、処刑される人間は、電流をよく通すとされる成分を含んだ特殊な石を円盤状に加工した石盤に縛り付けられ、宮廷外に特別に建てられた密室に閉じ込められる。

しばらくするとカラクリによって石盤が回転しはじめ、密室内の温度が急上昇する。そして最後に雷が落ちて来て、最悪の場合感電死してしまうという。

この拷問具は、長時間回転されることによって平衡感覚や正常な思考が失われ、雷から発生させた電子の熱や電流によって体の細胞が破壊されてしまうため、当時の民衆はこの拷問具を最も恐れていた。

ちなみに、現代でも家電として「電子レンジ」が存在するが、これが残虐な拷問具を応用したものであることは感嘆の他ない。

また、「レンジでチン」というフレーズは、電死錬滋の拷問を受けても生き延びたとされる陳(ちん)将軍の名に因んだものであるが、その由来がこの事にあるという事実は一部にしか知られていない。

民明書房刊『電子科学と中国武術』より一部抜粋