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読売もこれを黙殺ってわけにゃいかないんぢゃないの?

2009年02月19日 | 時事
中川財務相:G7昼食会抜け出し、同行記者とワイン
中川前財務相:会見前の昼食時、自らワイン注文

なんだ,自分で注文して飲んでたんぢゃないか。

と,読み進むと,なんと読売新聞の記者も同席していたとある。ほんぢゃナカガワが「酒なんか飲んでないもんね」とシラを切ったとき,読売は「嘘つき,ウチの記者も一緒に飲んだやんけ」という記事をモノしてたのか,それを読み落としたかと早速「中川 辞任 読売」で検索してみたら,こりゃまたびっくり,今になって「同席していたが中川氏が飲酒している所は確認していない」とか。……どんだけ広いテーブルなの?

そもそも大臣が国際会議とかで海外に出るとき,取材のためについていく新聞記者と酒席を……いや酒席でなくても,食事をともにするってのはフツーのことなの? 上の記事によれば一緒にいたのは大臣の政務秘書官,財務省の職員,通訳,そして件の記者だということなんだが,このメンバーで勘定は割り勘なの? これが大臣のポケットマネーでのオゴリとか,財務省モチ(ってことはオレらの税金だぞ)てなことなら,それって報道機関としてどーなのよ。

ナカガワ自身は大臣辞任して一件落着かも知れないが(こういうので議員まで辞める奴っていないのな),この読売の姿勢はいただけない。この報道を受けてなにか公式見解でも出しているかと読売のページも見に行ったが,シラジラしくも「中川財務相が辞任、G7後の醜態会見で引責」とかいう経過説明記事(しかも自分とこの記者についてはヒトコトもなし)しか見つからなかった。しかも……これもWEBネタだが,その「同席していた女性記者」関連のページ(プロフィールとか)が次から次へと削除されているという。

……こないだウチのポストに,読売の宣伝パンフが入っててさ。それによれば,今,7日間無料で読める「試読キャンペーン」ちうのをやってて「ぜひその目で今の新聞と見比べてください。新鮮な内容と感覚をぜひ一度味わってみてください 」とか書いてあったんだけど,こういうコトがあるとその「新鮮な内容と感覚」ってのはいったいどんなもんなんすか,と思ってしまう。とにかくWEBにはその読売の女性記者が「ナカガワに酒を飲ませて記者会見に送り出し,全世界に恥をさらさせた」という『ハニー・トラップ説』まで出ちゃってる。こりゃいくらなんでも黙殺ってわけにゃいかないんぢゃないの。

と,ゆーわけで明日の朝刊楽しみにしています。ワタシ。



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