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「真意が伝わらず」って,国民は火田七瀬ぢゃないんだぞ

2007年09月25日 | 時事
安倍首相、病院で会見 「体調悪化」で辞任決意(朝日新聞) - goo ニュース

 なんともシラジラしい会見である。病気なら病気とはっきり言えばいいのだし,過去に病気で入院した首相がいなかったわけでもない。所信表明演説であんだけ続投の決意を強調していたのだから「体調が悪いのでしばし入院するけれども恢復したらまたバリバリやります」と言って入院したって良かったはずだ。……つうかその方が普通でしょ?

 このブログでも何度も書いているが,このボンボンの一番の欠点は,そのコトバの端々に「ボクのせいぢゃない,誰かのせい」という意識が見えることだ。この会見でも「私の真意が正確に伝わらず,非常に申し訳ない。率直にはっきり申し上げるべきだった」とか言ってるが,率直もなにも,それを「伝えようと言葉」を一言も使ってないのである。

 「真意が伝わらず」つうのはさぁ,少なくとも「自分としてはその物言いで伝わると思って言ったんだけどそうは受け取られなかった」という意味なんだってば。このヒトの場合そうぢゃないでしょ。「ボクは辞めない,責任がある」「オザワさんが逢ってくれない。コーチャク状態だ」「この局面を打開するために辞める」……。

 これのどこをどう斟酌してやったら「体力の限界」が出て来るんだよ? しかも今になって「オザワさんに会談を申し入れた段階で辞める決意をしてた」とはお笑い草だ。国民は火田七瀬ぢゃないんだぞ。……まぁホントに火田七瀬だったら,聞こえる声はまったく違うもんのような気もするけどね。


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