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目黒区議会議員選挙結果・講評(偉そう・笑)

2007年04月23日 | 時事
目黒区議会議員選挙結果(NHK)

 と,いうわけで今回の統一地方選,オレが投票できた唯一の選挙である目黒区議会議員選挙の結果が出た。オレが誰に投票しその当落がどうであったかは一応伏せて(あんまり言いたくなかったりする),偉そうにこの結果を分析(ま,後出しジャンケンですけど)してみたい。

 まず目立つのは前回に続いてトップ当選の須藤甚一郎である。2位に1,300票差。一口に1,300票というが,当選者の最低得票数が1,166なんだから,区議まるまる一人分の差だ。その人気の源泉はやはり週刊誌記者,デレビリポーターとして培った……言葉は悪いが「噛みつく力」かと。今回の選挙公報でも,まず公明党目黒区議団6人が辞職した政務調査費の不正使用問題の徹底追及をぶちあげ,青木区長が132もの新年会に公費で出席した件を監査請求,前区長自殺の背景と囁かれた旧区役所・公会堂の売却問題も引き続き追っている。とにかく派手,「闘う区議会議員」の面目躍如,他の議員はイヤだろうけどこの人のトップ当選はまぁ当然かと。

 さて,次である。こっから3人,政務調査費の不正使用で辞職した6人の替え玉……替え玉はちとひどいか,として公明党が立てた3人である。前の6人が不祥事で辞めてるので,議席を半減させても確実に,という戦術が成功。街宣活動も活発だった(うるさかった)からな。3人の得票数を合計すると,上手く配分すればぎりぎり6人当選出来たかも知れないところだけど,どうなんですかね。

 5位無所属の坂本史子は市民運動系の現職。派手さはないが,ボランティア活動(高齢者への食事サービス)などを地道にやってきてる人なので地盤が強固なんだろう。

 こっからまた3連打(別に打ってないけど)で民主が続く。しかも3人とも女性。実は政務調査費の不正使用問題では民主党,自民党あわせて17人の議員が辞職はしてないけど返金,あるいは報告書の修正に追い込まれているのだが,この3人(いや一人は新人だから2人か)がそれに関わっていたのかどうかは分からない(誰が返金して誰が修正したかってどこかに公開されてるの? ちと調べたが見つからなかった)が,やっぱり女性の方が清潔感があるんだろうか。

 9位に来てようやく自民党の登場。自民党でも上位に来るのは若手(42歳と37歳)か女性だな。12位に共産党の現職,ここらから得票もほぼダンゴ状態。上にも書いたが最下位当選の田島憲二の得票が1,166,これに1,000足すと一挙に8位に浮上しちゃう,ということはこの1,000票差に28人がひしめきあっているわけである。次点(1,057票)の清水昌樹はこの選挙期間中オレが唯一言葉を交わした候補(「お願いします!」「はいはい」程度だけどね),残念でしたね。

 ビリの方からみていくとやっぱり組織がない人は弱いか。当選した人も落選した人も選挙公報で言ってることや運動のしかたは大同小異。……あ,一人だけ例外がいた。現職ながら今回落ちた安久美与子という人ははっきり言って他の候補より街宣車(選挙カーつうより街宣車だあれは)がうるさい。朝っぱらから大音響で「ひょっこりひょうたん島」を聞かされて「ああ,この人に投票しよう」という人はあんまりいないと思ったぞ。それにしても普段の目黒の様子をみてると,36人も議員要らないだろうと思うがなぁ。


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2 コメント

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Unknown (こ~ら)
2007-04-23 23:47:01
目黒区といえば、確か木村健吾(イナズマ!)の嫁さんが議員をしていたんじゃないですか?
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その通り (xemem)
2007-04-24 00:30:25
民主党の木村洋子議員ですな。今回も当選してます。
さすがにそろそろヴェテランの域なので,安定した戦いぶりでしたな。
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