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マリオネットが壊れたんで黒子が顔を出すってだけぢゃん?

2007年05月18日 | 時事
「ブッシュ暗殺」映倫がNG 配給元は再審査求める(朝日新聞) - goo ニュース

 数年前,トニー・スコット監督の映画で原題が「Enemy of the State」つうのがあった。あれの邦題が「エネミー・オブ・アメリカ」だったんだから「Death of a President」の邦題を「ブッシュ暗殺」にしたのもそのセンなのかな。具体性を増して馬鹿の日本人観客にも解るようにしたのかしら?

 まぁ映倫が,これがアメリカ大統領のブッシュだからダメなんでカストロならいいとかキム・ジョンイルならいいと言ったら問題だけれども,やっぱりブッシュは個人名なんだし,それにあそこんちの親戚ぢゃないブッシュさんも沢山いることだしここは「大統領暗殺」くらいでいいんぢゃないの?

 それにそもそも「ブッシュが殺されてチェイニーが後釜にすわる」映画のどこが面白いんだか。マリオネットが壊れたんで黒子が顔を出すってだけぢゃん? 配給元だって単に宣伝効果を狙っただけで,別に「表現の自由」を掲げてその邦題にしたわけぢゃないんでしょ?

 あ,そうそう。「80年代には『食人大統領アミン』ちうのがあったぢゃないか」って論理はいかにもスジが悪いよ。「70年代には普通に吸えたぞ」と言って客が映画館でタバコ吸っても文句言えないってことだぞ,それ。

 


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