x3変態長のブログ『まえのめりでいこう』

あまり深く考えず思ったことを口にしてしまうタイプです

もはや自己満足の塊!とはいえ これがスッキリしない事には前に進めない!これで私は前へと進んでいくのだ!!!的な玉当たり調整工具の巻

2018-09-02 20:41:46 | 自転車・機材

はい こんばんはx3です

 

 

タイヤも取り付けて既に乗れる状態のはずのWH7801-Cの話

このホイール未だに1kmも走っていません

まだ気になることが残っています

それはハブの玉当たりです

「ハブスパナも購入したんだからとっくに終わっているだろ?!」

って突っ込まれそうですが更に踏み込んだところの問題が発生しています

それは「フレームにホイールを取り付けたときに回転が渋くなる」という事です

 

普通フレームから外した状態で玉当たり調整をしますよね?

ガタが有るか無いかで無いくらいのところで調整ナットの位置を決めますよね?

それをフレームに取り付けるとなぜ回転が渋くなるかというということです

この事をプログレス店長に話してみました

 

「クイックを締めることで軸方向に力が加わるので調整ナットが中央に寄せられた状態になる」

 

あ~やっぱりそれか・・・と確信しました

にわかに信じがたいことではあるがこれが起きることは知っていた

では何故すぐに確信が持てなかったか?

 

それはフルクラムのホイールではソレが起きなかったからです

 

シャフトか調整ネジのまたは両方の剛性がシマノよりフルクラムの方が高いのでしょう

因みにフルクラムのクイックの締め付け力が不足していることはありません

双方のクイックを入れ替えて同じようにクイックを締めても同じ結果になりました

 

この事からフレームに取り付けた状態でガタを確認しなければならなくなりました

これはスポークやリムのたわみがあるので現実的ではありません

ではどうするのか?

店長に話をしたときにこのようなことも言われていました

 

「本来フレームが入るスペースにダミーのシムを入れて確認する方法がある」

「どこかのメーカーが売っていたけど3k以上するので購入はしていない」

 

まぁ~使用頻度を考えれば当然か

つまりシムの代用品があれば同様の効果が得られるということだ!

そうと分かれば早速行動します

 

ホイールがフレームにはまる部分の軸径は9mm

クイックの調整側(レバーが無い方)の外形が19mm

フレームのエンドの肉厚が6~8mm(フロントとリアで違う)

この条件に合う規格品を探しますがピッタリな物はありません

 

無ければ作るんだよ!!!

 

しかし作ろうにも6mm以上の肉厚の鋼材がホームセンターにありません

そこで作ってもらうことにしました!

あるメーカーのサイトでフォーマットに入力するだけで作製してくれる物がありました

会社で購入している特殊ネジのメーカーなので物は安心できそうです

金額も1.7kと思ったよりも高くない

オーダーしたら4日で届きました

 

ミスミという会社の「同時研磨スペーサー」です

2個以上で注文しないといけないのですが2個要るのでちょうどよかった

さて取り付け前にこのスペーサーのスペックを見てもらいましょう

 

材質 : 特殊鋼 SKS3相当

表面処理 : 無電解ニッケルメッキ

硬度 : 55HRC 

精度 : 精密級

 

SKS3と言うのは合金工具鋼と言ってプレスの型などに使われる金属です

無電解ニッケルメッキは電化しないメッキで 均一に表面処理でき耐磨耗性が上がります

55HRCと言うのはロックウェル硬度において超高硬度に分類されます

精密級とは誤差0.005以内です

 

オーバースペックもいいところです(笑)

クイックで挟むだけなのにね・・・

 

早速取り付けてみました

 

これでクイックを締めると軸とネジに中央方向への力が加わります

結構ガタがある状態でも締めると渋くなります

時間がかかりそうなので後日 煮詰めていきたいと思います

 

こだわって作った物だけど使用頻度は年に何回あるかなぁ~


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