我思う、ゆえに我あり

~あるがままに 思うままに~

仕事になりません。

2010-04-02 00:14:08 | 材木屋
で、本題です。

木の年輪が狭く込んでいる方がいいだの、木にも赤身と白太があって、

今、文字の変換の時に、赤身を赤味とずっと思って勘違いしていました。

赤身が多い方がいいだとかいう

「こだわり」

がありまして、もちろんその方が、丈夫で持ちもいいです。
だから、暖かい地域よりも寒い地域で育った木の方が良いわけです。

うちではその寒い地域の杉の木をこだわって、わざわざ買っています。

で、仕入れるとうちで、天然乾燥させます。
今の時代は、人工乾燥材が増えて来ています。

単価の高いものほど、人工乾燥材です。
でもうちは、昔からおじいさんの代から
自分達で天然乾燥させて来ていますから、
こういう作業が当たり前のことだと思っていつもやっています。

でも、

写真で分かって頂けますか?

凍っています。

なので、1日では片付かず、2日掛かりました。


この状態で3ヶ月ほど掛けて日陰で天然乾燥させます。

たまには、

2010-04-01 23:49:35 | 材木屋
たまには、仕事のはなしでもしましょうかね。

とりあえず、

それなりに???まじめに???

仕事をしています。

杉の木は皆さんご存知かと思われます。
うちでももちろん取り扱っております。
一般的に皆さんのまわりにある杉の木はどこ産だか、ご存知ですか?

国産材ぐらいはご存知かと思います。
有名で高価なのは、秋田杉、屋久杉、神代杉、吉野杉などがあり、
身近なところでは、三河杉あたりでしょうか。
また、福州杉、柳杉、香杉といった中国産もあります。

でも、やっぱり1番多いのは
「九州の杉」
でしょう。
ここ東海地方でも、出回っている大部分は、九州の杉が多いでしょう。
そして、その九州の杉を

作り上げた?育てた?

のが、

「愛知のおっちゃん」

であるのがすごい事で、
九州の製材所など、この業界の人なら誰でも知っている、有名人です。
愛知のおっちゃんの名前を九州で通じるのがすごい話です。

そして、木の目、年輪がバームクーヘンのようになっているのはご存知ですよね。
生地の黄色のところと、焦げて茶色のところがありますよね。
それを木では、夏目と冬目と言って、
夏によく育った部分と冬に育った部分で成長の量が違いますよね。

皆さんここまで、付いて来ていますか?大丈夫ですか?

で、日当たりの良いところは、よく育つ。
日当たりの良くないところは、あまり育たない。

よく育つから、年輪の感覚が広い。
あまり育たないから、年輪の感覚が狭い、
同じ大きさの木でも年輪の数を数えれば、何年かかって育ったかが分かります。

そして、どの木でも、
「育ってきた年数だけ、その木は持つ」
とも言われています。

また、木は加工した後でも、

木は生きています???

というか、呼吸をしているの方がふさわしいかもしれません。
湿気を吸ったり、吐いたりしています。
痩せたり、膨らんだりして、動いています。

なんて、たまには真面目な木のおはなしでした。