WOWOW 東京国際映画祭2007

総集編 11月6日(火) 午後9:30

特別招待作品「自虐の詩」ちゃぶ台返しイベント!?&サプライズ!

2007-10-22 19:46:56 | 現地レポート

“日本一泣ける漫画”と言われる業田良家氏の同名4コマ漫画「自虐の詩」を「ケイゾク」「トリック」シリーズなどで人気の堤幸彦監督が遂に映画化!

主演は中谷美紀、阿部 寛、脇を固めるのはカルーセル麻紀に遠藤憲一という豪華キャストという注目作品です。

さて、本日、我々取材班がやってきたのは六本木ヒルズ。
なんとここで「ちゃぶ台返し」というイベントが開催されるというのです。

う~ん。この映画を象徴するシーン「ちゃぶ台返し」ですが、一体どんなイベントとなるのか…。
不安と期待に胸を膨らませて始まりを待ちました。


イベントはシンガーソングライターの安藤裕子さんによるスペシャルライブでスタート!
主題歌「海原の月」を熱唱しました。



透明感溢れる美しい歌声が日の暮れかけた空に響き渡りました。素晴らしい!!

続いて、出演者が会場に登場!


鼻の脇にホクロのある健気な妻、幸江を演じた中谷美紀さん。おキレイです。


無口で乱暴者、パンチパーマのイサオを演じた阿部 寛さん。めちゃカッコいい!


幸江に思いを寄せる食堂のマスター役の遠藤憲一さん。恐そうな人...


面倒見のいい隣のおばちゃん小春を演じたカルーセル麻紀さん。もうすぐ65歳!?若い!


先ほど生歌を披露してくれた安藤裕子さん。可愛いぃー。


最後にヒットメーカー堤幸彦監督。ダンディな方でした。

 
会場のお客様へ挨拶。

中谷美紀さん「安藤裕子さんの素敵な歌声を聴いて感動してしまいコメントどころじゃないんですけど(笑)。今日はお集まりいただきましてありがとうございます。パンチパーマの阿部さんに惚れながら演じさせていただきました。是非ご覧下さい。」

阿部 寛さん「今日はみなさんありがとうございます。中谷さん演じる幸江という素晴らしい奥さんと仕事できて本当に幸せだったんですが、僕が演じたイサオという無骨な男は表現の下手な役だったので悔しい思いもしました。」

遠藤憲一さん「普段はむしろオレの方がヤクザっぽい役が多いんですけど、今回は三の線で演じてみました。」

カルーセル麻紀さん「この話が決まったとき、監督に『年齢設定は?』と聞いたら『40~70』といわれまして、どうしようかしらって思いました。大阪のオバちゃんなのでヒョウ柄とか着て、メイクもしないで(笑)。でも最後に本当にいいシーンを撮ってくださって嬉しかった。みなさん、泣いて、笑ってください。」

安藤裕子さん「この映画に携われたことは自分にとってすごく大きな分岐点になりました。心をホッとあたためてくれる作品に出会えたことを非常に嬉しく思ってます。」

堤幸彦監督「業田先生の原作があまりにも素晴らしいので、どうしたものやらと悩みましたがキャストやスタッフに支えられ撮り終えることができました。寒くなってきましたが、この映画は一杯のシチューのような作品です。よろしくお願いします。」

続いて質疑応答。

Q:「自虐の詩」の撮影中の思い出は?
中谷美紀さん「パンチパーマの男性がこんなにチャーミングに見えるものなのかと驚くくらい阿部さんがかわいくて(笑)。いかつい顔で、ほんとは怖いんですが、瞳の奥に寂しさとか優しさが秘められていてかわいかった。」

Q:初めてのパンチパーマ、いかがでしたか?
阿部 寛さん「正直、似合ってるなと。できるだけ怖い顔をして挑みました。今日もかぶってこようと思ったんですけど(笑)。」

Q:いつもとちがう役柄でしたが?
遠藤憲一さん「原作でこの役の人物は愛嬌のある顔なんですけど。自分はコワモテなんで(笑)。中谷さんも不安がってると監督に聞いてたんですけど、演じているうちに『キモカワイイ』と言われるようになって…。喜んでいたら最後は『キモイ』と(笑)。」

カルーセル麻紀さん「大阪弁が大変でしたけど、ホントに楽しかった。私のラストのシーンのあと、中谷さんに大好きなシャンパンとお花をいただいて…本当に涙が出ました。」

Q:このキャストを選んだ理由
堤幸彦監督「映画をご覧になっていただければわかります。適材適所という言葉はこのためにあるんだと思いました。」

質疑応答が終わり、いよいよ待ちに待った「ちゃぶ台返し」です!

作品の中でキーとなるシーンが阿部さんによる「ちゃぶ台返し」。
それを今日は登壇者のみなさん全員で「でえ~い!」とやってもらおうというです!

Q:コツは?
阿部 寛さん「自慢じゃないですが、映画の中ではすべて一発オーケーでした。何も考えず思いっきりやるというのがポイントです。」

会場のお客さんの「アンタ~!」という叫びをきっかけに、豪快にちゃぶ台をひっくり返し、イベントは無事終了!

笑いの絶えない楽しいイベントになりました。

 


さて、この後会場を移して行われたのが、一般上映前の舞台挨拶です。


そこでは会場をアッと言わすサプライズが待ってました....


もう下の写真観てお気づきですね。
そう、先日亀田選手との壮絶なバトルを制したWBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助選手が花束贈呈にやって来たんです!
うわああー凄い旬な人だー!

阿部さんと握手する内藤選手。けっこう腰が低い(笑)。


中谷さんとの握手はもうガチガチっす(笑)。


舞台上で内藤選手は終始小さい声で「試合以上に緊張してます。緊張してます…」を連発しておりました。



最後は楽しそうに記念撮影に納まった内藤選手。
「ぼくもこの映画は注目してました」とコメント。映画の内容にも共感していたみたいです。

映画「自虐の詩」は10月27日(土)渋やシネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー。みなさん是非劇場へ!

また、WOWOWインターネットラジオの映画情報番組「アリコンMOVIEパラダイス」では、この舞台挨拶に先立ち、カルーセル麻紀さんに独占インタビュー!
この模様は、今週金曜日の26日から配信をスタートします。撮影裏話満載のインタビューをお楽しみに!
http://radio.wowow.co.jp/mpara/

■「自虐の詩 2007年/日本

(C) 2007「自虐の詩」フィルムパートナーズ

日本一泣ける4コマ漫画の映画化! 奇跡のどん底ラブ・エンタテインメント!幼少期から薄幸の幸江は、内縁の夫イサオにひたすら尽くすことが幸せ。人には理解不能でも、そこには二人にしか分らない深い愛情物語があった! 堤幸彦監督が、幸も不幸も乗り越えた人生の真実を、笑いと涙で描いた娯楽作。

監督:堤幸彦
キャスト:中谷美紀/阿部 寛/西田敏行/遠藤憲一/カルーセル麻紀
配給:松竹



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