日本が国連の常任理事国に入ろうと運動しているが、これについて色摩力夫という人が面白いことを言っている。
「国連においての日本は、徳川幕府に例えてみれば外様大名のようなもので、いくら大きく発展・繁栄したとしても外様大名が幕府の老中になろうというのはバカな話だ。外様大名は外様大名の矜持をもって国連にはつかず離れず批判的態度を保持しながら国際平和に貢献したほうが良い。」
この例えはまさに言いえて妙というものである。国連における日本の立場をわかりやすく的確に表現している。また、日本の今後の方針についても良い提案だと思う。
国連という日本での言い方が一種の意訳で実際にはUnited Nations=連合国というのがその直訳であり、今だ国連憲章には敵国条項というものがあって日本がその対象国であるということを私は学校では習わなかった。現在の教育課程では、これらの点は教えられているのであろうか？どなたかご存じの方がおられればご教示をお願いしたい。勿論、これらのことが教育課程にて学習されるべきである。
（参考：「国際連合という神話」 色摩力夫 PHP新書)
