BLEU
青の歴史
ミシェル・パストゥロー
松村恵理/松村剛訳
筑摩書房
装丁に惹かれて借りました。
タイトル通り青色に視点を絞って紀元前から現代までの歴史を追う形となっています。(主に西洋、それもフランス中心)
紀元前から中世初期までの青色の無関心っぷり、否定的な色っぷりは異常。そしてそこからの青色の地位向上までの歴史がおもしろすぎる!
色彩の知覚が時と場所によって変わる文化的習慣――社会的現象である――
頭がくらっとするような、色の地位、暖色寒色の対比、イメージの変遷。
そらもう衝撃的でしたわん。
や、だって上野の西洋美術館の常設展には中世の絵画が結構所属されてて、『青いなぁ』って思ってたんだけど中世には青が暖色と知り、あわわ、アレは温かみをイメージしてたんか?!と動転するしかないじゃないの。ねぇ!
宗教モチーフが多いから、静謐なイメージをいだかせるために寒色つかってると思ってたのに当時はアレが暖色カヨ(しつこい)
原色と補色の関係も、今のようなアレは19世紀に定着とのこと。19世紀はあらゆる面で革新的よねぇ…
本書のカラー図版最後に『クラインのブルー』が。綺麗じゃ。画家イブ・クラインが化学者エドワード・アダンの協力をえて開発した青顔料とのこと(本書の説明より)
先日よんだダニール・シムキンの本で、シムキンが好きな色としてあげられた『クライン・ブルー』は、このインターナショナル・クライン・ブルー(IKB)のようです。
レミゼラブルで、アベセの友の皆が使ってた赤い旗についても少し触れられてます(本書167ページ)そこらへんのフランス史は心惹かれるわぁ。
と、いつものように脈絡なく好き勝手に書いて終わりにします。
赤の歴史、黒の歴史…とかシリーズ化するのかしら?
青の歴史
ミシェル・パストゥロー
松村恵理/松村剛訳
筑摩書房
装丁に惹かれて借りました。
タイトル通り青色に視点を絞って紀元前から現代までの歴史を追う形となっています。(主に西洋、それもフランス中心)
紀元前から中世初期までの青色の無関心っぷり、否定的な色っぷりは異常。そしてそこからの青色の地位向上までの歴史がおもしろすぎる!
色彩の知覚が時と場所によって変わる文化的習慣――社会的現象である――
頭がくらっとするような、色の地位、暖色寒色の対比、イメージの変遷。
そらもう衝撃的でしたわん。
や、だって上野の西洋美術館の常設展には中世の絵画が結構所属されてて、『青いなぁ』って思ってたんだけど中世には青が暖色と知り、あわわ、アレは温かみをイメージしてたんか?!と動転するしかないじゃないの。ねぇ!
宗教モチーフが多いから、静謐なイメージをいだかせるために寒色つかってると思ってたのに当時はアレが暖色カヨ(しつこい)
原色と補色の関係も、今のようなアレは19世紀に定着とのこと。19世紀はあらゆる面で革新的よねぇ…
本書のカラー図版最後に『クラインのブルー』が。綺麗じゃ。画家イブ・クラインが化学者エドワード・アダンの協力をえて開発した青顔料とのこと(本書の説明より)
先日よんだダニール・シムキンの本で、シムキンが好きな色としてあげられた『クライン・ブルー』は、このインターナショナル・クライン・ブルー(IKB)のようです。
レミゼラブルで、アベセの友の皆が使ってた赤い旗についても少し触れられてます(本書167ページ)そこらへんのフランス史は心惹かれるわぁ。
と、いつものように脈絡なく好き勝手に書いて終わりにします。
赤の歴史、黒の歴史…とかシリーズ化するのかしら?