inorganic organism

(主に)人形写真つき日記ブログです。

あかるい気分をください。

2009-04-12 | 本を読む日々

粛々と積読本を読み進めております。
ひきこもりばんざい!


「セレモニー黒真珠」(宮木あや子)
葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台にしたお仕事短編連作。

版元さんのアオリ文はちょっとどうかと思いますが、
なんというか「ほどよい」です。
いろいろなバランスが。

重くなりすぎず、軽くなりすぎず、
心地よいバランスを保つのはなかなか難しいと思います。
各人の好みと気分もあるから一概には言えないですが。

小粒ですが読後感がとても良い。葬儀屋なのに。



あとは、本屋大賞を受賞した「告白」と「少女」(湊かなえ)も
読みました。

うーん。。。
おもしろいことはおもしろい。
すいすい読めるし。
のですが、如何せん後味が悪いよーということで、
積極的におすすめ♪という感じではないです。


でも本屋大賞も既に充分売れてる本の後追いというか、
なんだか、新鮮味に欠けるランキングでした。

これならダヴィンチかなんかのランキングで充分じゃないかなー。
まぁそれで本が売れるならいいのかなー。
でも「モダンタイムス」はつまんなかったけどなー。
「テンペスト」も大河をやりたいのかラノベをやりたいのか、
どっちつかずでイライラしたけどなー。



まぁ!驚くほどぐちっぽい!
歳をとるっていやですね!と、トシのせいにしてみます。
あまりの愚痴っぱさに思わず字を小さくしておきました。

違うんだ、
宮木あや子は良いよ!と言いたかっただけなのに。
おかしいなぁ。


ホラーな日々。

2009-02-15 | 本を読む日々


一人暮らしに戻って一ヵ月半、
まぁ大体慣れたもので、今のとこ遅刻もせずに済んでおります。
もともと東京に来る前までは一人住まいでしたしね。

しかし、
ホラーものの本を読む時だけは、
一人暮らしって不便だわ~と思います。
同じ家に人がいるのといないのではだいぶ違いますよね。


うっかり某ホラーミステリのシリーズものを読み始めてしまい、
怖いんだけどシリーズだし読まなきゃだし
たいてい夜中に読むんですが、
あぁ読むんじゃなかったこわいよう! という状態に。。

あと一冊で終わります。。。



ふりむけばなにかが……


ちなみに映像に対する耐性は文章よりさらに低いので、
一人では「世にも奇妙な物語」すら観られません。
みたいのに!!!



そとが寒いので。

2008-12-08 | 本を読む日々

部屋の片付けがてら処分する本の表紙が、
思いのほか上品なブルーでしたので。
金の飾りもいい感じ。

満足したんで古雑誌はさっくり処分です。


まぶたがグリーンなのですよー、
というのを撮ってなかったな。↓かわうい



なんとなく読んだ本が期せずして面白かった時は、
ちょっとラッキーな気分です。
こちら。1/2の騎士

表紙をみて、ラノベだなーと思ったのですが
たしかにファンタジックでラノベ風味ではあるんですが
ミステリー好きさんにはけっこうお勧めです。

レズの女子高生(喘息もち)とおかまのお化けが大活躍の
切ないミステリーです。
全然切なさが伝わらないけど、長さもほどよくて
読後感も良好でいい感じなんですよ!


……何だかわたしが薦めても、
逆効果っぽいからこのあたりでやめますね(*´▽`*)ノ゛




ぶっくふぇあ

2008-07-11 | 本を読む日々

東京国際ブックフェアに行って来ました。

はんぶん仕事。
はんぶん物見遊山。

商談をするでもなく、
外人さんと久闊を叙している上司にぼんやりついていきました。


私の収穫は、世界のキノコ切手
3割引で買えたこと。
この本は、すべてのキノコ愛好家におすすめします

「日本にキノコ切手を!」






それはもう唐突に

2008-07-03 | 本を読む日々

バーゲンバーゲンってまったくもう。

うっかり安いけど年甲斐がないかんじの、
チェックのキャミワンピ的なものを買ってしまいました。
大学生か!
というか高校生か?!

あぁ。。可愛い。。。(服が)


                *


カテゴリを作ってあるので、
以下、唐突に6月下旬の読書メモです。


辻村深月
「子どもたちは夜と遊ぶ」上下
「ぼくのメジャースプーン」
※この順番で読まねばならない、と思います。
「子どもたちは―」は、ラストが残念でした。
そこまで引き込まれて読めただけに。

ミステリネタバレにつき未読でかつ読む予定の方は注意↓

……だって多重人格オチはともかく、
あの関係で苗字を知らなかったとかないよなー
絶対不自然だよなぁー
そこはもうちょっと小細工を施して納得させてほしいなぁ。


「ぼくのメジャースプーン」の方が、
まとまりが良く読める作品で好きです。
でもやっぱり両方読まないと、補完できない感じ。



森博嗣
「銀河不動産の超越」
淡々と。
趣味に走っているなぁ。楽しそうだ。

とりあえず、間宮婦人が好きです。


有川浩
「空の中」
これはSF+ラブコメですよね。
「図書館戦争」が面白かったので、
こちらの文庫化も楽しみにしてました。
「海の底」も読みましたが
・・・この頃はまだ防衛「庁」だったのね。


澁澤龍彦
「唐草物語」
12の短編小説ともエッセイともつかない掌編群。
フランス語が話せるのにわざわざカタカナで書いて、
奥様に電話させたりする駄目な人っぷりが可愛らしかったです。


イーユン・リー
「千年の祈り」
なんだか中国に圧倒されました。
短編集なのですが、ひとつひとつがずっしりとしていて。


桜庭一樹
「赤朽葉家の伝説」
「少女には向かない職業」よりかは、良かったです。
↑これが褒めているかどうかは、
すべて受け取り方次第!


あ、あとは期間限定カヴァー(浅田弘幸※こんなです。ステキ!)の、
中原中也を買いました。
もっていなかったし、
文庫で持っていても良いんじゃないかしら、と。
あざといけどうまい戦略だと思います。
これで売り上げ伸びるならどんどんやったらいいさ!

ただ、ジョジョ的な踊り子はどうかと思うの。
保守的ですから。。


以上。
あまりにもココロにのこらなかった本はとばしました。
当たりもあるけどハズレもあるよね。なんでも。
あとは研修とかそうではないけどお仕事関連の興味で読んだ本も、
ここでは省きますね。


これは良いよ!
という本があったら教えてくださいなー



7年ぶりの

2008-03-03 | 本を読む日々

嗚呼、おやすみのなんと短いことよ。

ブリグリの新アルバムを聴きつつ、
(祝活動再開!でもシングルはカバーがあまりにもガ○ダムで
 手を出しかね、穏便にアルバムを待つことにしたのです)
サザエさんシンドロームと戦う夜です。



やることはいっぱいあったはずなんですが、
あんまり出来てない・・・

金曜に、十二国記の7年ぶりの新作短編が載った
どピンクの冊子(yom yom)を購入してきたせいでもありますが。
そしてそのついでにオトナ買いした
「荒川アンダーザブリッジ」を、
夜なべして読んでいたせいもありますが。




恐ろしく中途半端な場面で、壮大な放置プレイ中の十二国記。

ここここんな短編で読者はごまかされないんだからねっ?!
と思いつつも、
ぜいたくは敵だ! の精神で希望をつなぐ次第です。

7年ぶりに陽子がしゃべってるだけでじゅうぶんだよね・・・・・・

続きが出る前触れというか筆慣らしというか
もしかしたら続きは既に出来ていてその予告的なものというか
そんな淡い期待が持てるような気がしなくもないと言えなくもない!



十二国記は短編でしたが、その他にyomyomに載っていたのも
そこそこ面白かったのでファンの人は迷わず買うとよいです。
yomyomには良く載っていた梨木さんが、
今回はいなかったのが個人的にちょっと惜しい。





筑摩さん。

2007-12-10 | 本を読む日々

ちくま日本文学刊行が始まったので、2冊ほど入手しました。
既読のものも混じりますが年末年始用に。

01がどういうわけか内田百。
(もんがまえの中はどうしても月になってくれないみたいです。
まあいいか・・・)

第一回配本のラインナップに尾崎翠。
わけが分からなくて素敵
ちょっとしたひねくれ加減がツボです!!

とりあえず上記2冊を買いましたが、
刊行予定を見つつわくわくです。
どうせなら30冊揃えるのも良いかもしれんねぇ、
とも思いますが スペースの関係で諦めるのでしょうね。
せつない住宅事情ですね。



紅葉??

2007-11-23 | 本を読む日々

紅葉なのか枯れてるだけなのか、
微妙なラインだネ!!

というかんじの携帯画像です。@有栖川宮記念公園
さむざむしい。

京都いきたいなぁー
紅葉はキレイでしょうか・・・・・・


明日は出勤予定ですが、
昨日の夜~たらたらと読書してました。

「リピート」(乾くるみ)の文庫版が出てたので。

後味のわるさは、以前文庫がでていた
「イニシエーション・ラブ」と良い勝負!!

話としてはおもしろいし一気読みしてしまいましたが、
ハッピーエンドは期待するなと。
若干ねたバレかな









幻の、といわれると弱い。

2007-10-03 | 本を読む日々

彼岸花です。
見れば分かりますが。

プリンセスさんを着替えさせてみたら、
ちょっとダサ可愛くなりました。。



『夫婦善哉』の完全版がでたことを知り、
きゃー発注かけなきゃ! 
と思っているところです。
幻の未発表作『続夫婦善哉』を収録しているのです。

織田作!
いまさら新しい原稿が読めるってすごい。





乙女椿

2007-06-29 | 本を読む日々

食欲減退気味ですー。
かき氷系のアイスしか美味しく食べられない
夏ですなー。
スイカバーはほんものの西瓜より好きですなー。

そう言いつつ人並みに食べるんですが。


           *


借り物の小説を読んでいたら、思いっきり地元(静岡)でした。

「イニシエーション・ラブ」(乾くるみ著)
しぞーか人は読むとよいですよ。
万が一話が楽しめなくとも、
おお!静波海岸! とか
ファミレスはココスだよね! とか楽しめます。

話がつまんないみたいな書き方ですが、
ちゃんとおもしろかったですよ。








苺田さん。

2007-02-24 | 本を読む日々

引き続き天使リカさんで。


苺田さんの話 という漫画を読みました。
地球外知的生命体がなんかのはずみで地球にやってきて、
リナちゃん人形に宿って自由に動き回ったりするお話です。

・・・そんなSFチックな初期設定はともかく、
ほのぼのまったりとした展開であります。
漫画の中の苺田さんのお部屋が可愛くて可愛くて
いいなぁこんなお人形遊びは楽しかろうなぁと、ときめきました。
苺田さんはちゃんと生きてる(?)ので、
作中ではお人形遊びとはちがうのですが。

うちは住人が増えすぎてしまったので、
苺田さんルームのまねっこは無理なのであります・・・







お家のはなし。

2006-11-18 | 本を読む日々

もう冬眠の季節ですかね。
我家はこたつを出しました。こたつむり化してます。

オヤユビ姫のプチさんは、
ドレスはともかく(・・・・・・)中身は可愛らしいです。
白髪(ヒドイ)の子はうちにいないので、
さっくりカットしてふわふわのボブにしてみたいなぁ。

             *


「父の縁側、私の書斎」(檀ふみ)

「家」にまつわるエッセイ集。
檀ふみさんのエッセイはやはり読みやすいです。
2,3時間でかるーく読んでしまえるので息抜きに

私はべつに一生賃貸でもいいやと思っている派なのですが
あーーやっぱり縁側いいなー
と、改めて感じました。
ウミ母の実家にはあるのですよ。縁側。
まったりとひなたぼっこしつつお昼寝したいですね。
・・・どっちにしろ寝るのか。

タイトルから分かるように
“火宅の人”のエピソードも随所に出てきます。
ここしばらくその周辺の本ばかり読んでいたので、
どうも新鮮なというか妙なというか、
そんな気分でした。


モデル:プチブライス・ベアハグ







海洋堂

2006-03-24 | 本を読む日々

「造形集団 海洋堂の発想」(光文社新書/宮脇修一著)

チョコエッグのどうぶつで有名になった海洋堂の社史。
著者は現専務、創始者の息子の方。
自分たちの仕事への矜持とこだわり、
ものづくりの醍醐味とは何か。熱いです。
ところどころでボークスやフルタ製菓(チョコエッグの)への
皮肉も顔を覗かせます。
食玩好きな人は特に楽しめるのではないでしょうか。

高校時代集めていたアリスにそんな裏話があったとは・・・
と、感慨深いです。。
なぜかアリス第2弾からお菓子会社が代わったんですよね。
(フルタ製菓→北陸製菓)
代わった後のクッキーが美味しかったので、
集める方としては嬉しかったんですが。

チョコエッグも懐かしいな~


京極堂

2006-03-16 | 本を読む日々
普通に変換したら、「今日極道」になりましたよ!!
だから何だと言うと何でもないんですが!

シリーズ本編読み終わりました。
いやいや長かったんですが、
その長さを感じさせないストーリー運びなのですが、
やっぱり時間は経っている訳なので、
また夜が明けたよ・・・と何度か自己嫌悪に陥りつつも。

サイドストーリーの方は折を見て楽しんでいこうと思います。
(読まないといけない本がとりあえず山積してますので)
と言いつつ、
「百器徒然袋―雨」だけ読みました。
短編集(?)だから軽くて読み易かったですよ。

これだけは後回しにできなかったのは、
乙女の事情です。
(分かる人だけ察してあげてくださいませ。)


いつか読もうと楽しみにとっておいたリスト、
ひとつ消化。
期待以上でしたー♪


ちょっとホラーな日々。

2006-02-16 | 本を読む日々
放置してあった京極堂の続きを友人に借りたので、
ちまちま読んでます。先が長い。

グロい。怖い。気持ち悪い。
しかも本が新書判のくせに重い。
何この弁当箱のような厚み。。
いやだーと思いつつひたすら読んでしまいます。
さすがに面白いですよ。グロいけども。

眠気で意識が落ちるまで読書を中断できないので、
(よっぽどつまらない本は別、)
このシリーズは生活に支障をきたします。