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ウイスキーの刻 ~Whiskyのとき~

耳を澄ませば聴こえるウイスキーのメロディ。
『ウイスキーの刻』は、その真実を探し求めていきたいと思います。

旧竹鶴邸にてリタさんを想う⑧

2018-06-17 19:19:19 | 日記
こんばんは。Aokiです。

余市蒸溜所内、旧竹鶴邸の第8弾です。

※文中、敬称略。


1.本日のご案内

 今夜は、和室の床の間をご紹介します。
 囲碁のセットや人形、ポートレート(囲碁のスナップ)など、生活の香りがします。

 中でも気になるのは、中央の瓶です。
 竹鶴政孝が、晩酌用に用意していたウイスキーでしょうか。
 ご本人は、かなり高齢になるまで、毎晩、通常のウイスキー1瓶を空けていたとのことです。
 しかし、晩年は専用の瓶の量に減らしたそうですが、その瓶がこれではないかと。

 好んで飲んでいたのはハイニッカとの情報もありますし、その時期ニッカで最も売れていたものではないかとの話もあります。
 自宅でスコッチやアイリッシュ、バーボンなど、他国のウイスキーを飲んでいたという記事は目にしたことがありません。
 (もし、ご存知の方がいらっしゃれば、該当記事、文献等、教えていただけますと有難いです。)

 いずれにしましても、竹鶴政孝が、一日の終わりに『ウイスキーの刻』を愉しんでいた姿が思い浮かびます。

 ところで、この部屋には秘密の扉があります。
 一見、押し入れに見える襖を開けると、そこはトイレ。
 夜に、廊下を歩いてメインのトイレに行くと、眠っているリタを起こしてしまうからという竹鶴政孝の配慮が感じられます。

 台所のシンクの高さや、竹鶴政孝の実家に行った際の簡易ベッド、大量のパンの購入など、親族も含め、リタへの配慮が見られます。
 生活様式の異なるパートナーと暮らす難しさと共に、だからこそ育まれる配慮や思いやり、いつの時代であっても大切にしたいものです。


2.次回のご案内

 さて、次回はいよいよ、『旧竹鶴邸にてリタさんを想う』のラストです。

 ・・・意外なシーンかもしれません。

 皆さまもご一緒に心を寄せていただけますと幸いです。

                               Z.Aoki
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