車いすライフスケッチ

車いすでの生活を長年続けて、介護保険に移行となった。日々の生活の楽しみや福祉制度で気づいた事を書きたいと思います。

映画「Plan75」を見て

2024-04-01 08:28:17 | 日記
先日、Netflixで「Plan75」を見た。
どうしてこんな映画を作るのという思いと、見たいという思いがあった。

この物語は「Plan75」の法案が国会で通ったというところから始まる。
「Plan75」とは超高齢化社会になったために、75才過ぎると死ぬことを選択できるというもの。
申し込むと10万円支給され、安楽死させてもらえ遺品整理もしてもらえるシステム。
街や役所では職員が「Plan75」への勧誘を盛んにしている。

主人公は倍賞千恵子演じる78才のホテルの清掃の仕事をする1人暮らしの女性。
ホテルの仕事が解雇になり新しい仕事が見つからず、友達の孤独死に遭遇し
頼る人もいなく、「Plan75」に申し込む決心をします。

本人はもちろんのこと、申し込んでから相談にあたる職員や市役所職員
遺品処理の人の葛藤が描かれている。

主人公は隣で人が安楽死していくのがカーテンの隙間から見えてしまい、
すんでのところで逃げ出すという終わりだった。
暗くて身につまされる映画だったが、逃げ出してどうなるのだろうと気になって仕方がない。