こんにちは、やっと一端のへら師になった感のある山本です。
先日投稿した野釣り編に引き続き、今回は管理釣り場でのヘラブナ釣りについて語ります。

やってきたのは千葉県にある管理釣り場、富里乃堰。広々として開放的な雰囲気が魅力です。
野釣りと違って、管理釣り場は釣れて当たり前。しかし相手は人間のエサに慣れた百戦錬磨のへら達、ただ受け身になって釣りをしていたら釣果は伸びません。細かな調整を重ねてその日のベストな状態を作っていくことが肝要です。
へら釣りのゲーム性について。
例えばバス釣りの場合、魚のいる場所を見つけて的確にキャストする、つまり「探る」ことが最重要かと思います。
へら釣りはその対極、すなわち自分のエサ打ち点に魚を集め、タナに凝縮させて釣り抜くという「寄せる」釣りなんですね(もちろんポイントの見極めも重要ですが)。
この寄せ方、食わせ方によって釣果には雲泥の差が出ます。ここがへら釣りのゲームフィッシングたる所以なんですねぇ。
さて、当日のタックルです。
竿:9尺
タナ:チョウチン
ハリス:上20×下40
エサ:ウドンセット
短い竿で回転の早い釣りをするという算段です。

エサを付けるとこんな感じになります。
上バリのバラケはシャワーのように溶けて粒子が水中に舞い、それと一緒に下バリのうどんを食わせる訳ですね。
そして重要なのが上バリと下バリの「段差」。魚の活性が高い時はバラケ本体に近づいてくるため、段差を短く調整します。逆に活性が低いと遠巻きに粒子のみを吸い込むので段差を広げます。
この塩梅を的確に把握したものがウドンセット釣りを制すると言っても過言ではないでしょう。
午前10時に第一投。

エサが付いていないとウキはこの状態ですが…

エサを付けるとその重さでナジんでいきます。うーん繊細。しかしこのナジみ幅をしっかり出さなければ絶対に釣れないのです。ウキがナジまないというのは、エサがタナに届く前に溶けてしまっているということを示しているからです。
どっぷりと入るように調整しましょう。
しばらく打っていくと、徐々に魚が集まりウキが動き始めます。野釣りと違ってウキは活発に動きますが、その分釣れるアタリは見極めにくいです。

1枚目。尺ぐらいの綺麗なへら。
このまま調子に乗ってどんどんと…
が、駄目ッ!!
世の中そんなに甘くはない。散発的なアタリのみで続きません。ハリスの段差を詰めたりエサのタッチをいじりましたが、目立った効果はなし。12時までにたった5枚という貧果に。
そんな釣り方で大丈夫か?
大丈夫じゃない、問題だ。
神は言っている 浅ダナで釣るべきだと…
正午を過ぎて方針転換。タナはもっと上だと判断し、水深1mの浅ダナ釣りに変更。
ウキも小さくし、ハリスもチョウチンの時より短くしました。

そしてバラケに使用したのがこちらの三品。
左の「天々」は重さがありエサの核を担当
右の「PROGRAM」はボソっ気がありエサのタッチを担当
中央の「パワーX」は強烈なバラケを担当
この3種を状況に応じて比率を変えながらブレンドしていきます。
例えば最初エサを拡散させて魚を寄せたいときは
天々:PROGRAM:パワーX=1:1:3
魚にもまれてエサ持ちが悪くなり、しっかりタナまで届けたいときは
天々:PROGRAM:パワーX=2:1:2
というように。
細かい?僕もこれができるようになるまで苦労しました。やはり本と同じブレンドでは駄目、ちゃんと自分でエサの特性を理解して使いこなせるようになるのが上達への第一歩です。もっともこれはどの釣りでも同じことですが。
今回はここにペレット集魚材の「粒戦 細粒」を状況に応じて差しこみ、タッチを調整しながら釣っていくことに。
これが大成功!!
集まったへらをガッチリ寄せ切って入れ食いモードに。
スレも多いがそれでも時間10枚ペースをキープ。
ハリスも徐々に詰めていき、最終的に上7cm×下25cmで安定しました。

この日の最大、尺2寸ぐらいの立派なへら。
結局3時間で31枚を釣り上げ、合計36枚で終了。周りが苦戦する中いい釣りができたので大変満足でした。
これから寒くなり魚の活性は下がってきますが釣り方と工夫次第でまだまだ熱い釣りが楽しめそうです。
2回に渡ってお送りしたヘラブナ釣り、如何でしたか?
確かに少々取っつき難いところはありますが、その分驚異的な中毒性がある釣りです。
興味がある人は今度ぜひ一緒に行きましょう♪
先日投稿した野釣り編に引き続き、今回は管理釣り場でのヘラブナ釣りについて語ります。

やってきたのは千葉県にある管理釣り場、富里乃堰。広々として開放的な雰囲気が魅力です。
野釣りと違って、管理釣り場は釣れて当たり前。しかし相手は人間のエサに慣れた百戦錬磨のへら達、ただ受け身になって釣りをしていたら釣果は伸びません。細かな調整を重ねてその日のベストな状態を作っていくことが肝要です。
へら釣りのゲーム性について。
例えばバス釣りの場合、魚のいる場所を見つけて的確にキャストする、つまり「探る」ことが最重要かと思います。
へら釣りはその対極、すなわち自分のエサ打ち点に魚を集め、タナに凝縮させて釣り抜くという「寄せる」釣りなんですね(もちろんポイントの見極めも重要ですが)。
この寄せ方、食わせ方によって釣果には雲泥の差が出ます。ここがへら釣りのゲームフィッシングたる所以なんですねぇ。
さて、当日のタックルです。
竿:9尺
タナ:チョウチン
ハリス:上20×下40
エサ:ウドンセット
短い竿で回転の早い釣りをするという算段です。

エサを付けるとこんな感じになります。
上バリのバラケはシャワーのように溶けて粒子が水中に舞い、それと一緒に下バリのうどんを食わせる訳ですね。
そして重要なのが上バリと下バリの「段差」。魚の活性が高い時はバラケ本体に近づいてくるため、段差を短く調整します。逆に活性が低いと遠巻きに粒子のみを吸い込むので段差を広げます。
この塩梅を的確に把握したものがウドンセット釣りを制すると言っても過言ではないでしょう。
午前10時に第一投。

エサが付いていないとウキはこの状態ですが…

エサを付けるとその重さでナジんでいきます。うーん繊細。しかしこのナジみ幅をしっかり出さなければ絶対に釣れないのです。ウキがナジまないというのは、エサがタナに届く前に溶けてしまっているということを示しているからです。
どっぷりと入るように調整しましょう。
しばらく打っていくと、徐々に魚が集まりウキが動き始めます。野釣りと違ってウキは活発に動きますが、その分釣れるアタリは見極めにくいです。

1枚目。尺ぐらいの綺麗なへら。
このまま調子に乗ってどんどんと…
が、駄目ッ!!
世の中そんなに甘くはない。散発的なアタリのみで続きません。ハリスの段差を詰めたりエサのタッチをいじりましたが、目立った効果はなし。12時までにたった5枚という貧果に。
そんな釣り方で大丈夫か?
大丈夫じゃない、問題だ。
神は言っている 浅ダナで釣るべきだと…
正午を過ぎて方針転換。タナはもっと上だと判断し、水深1mの浅ダナ釣りに変更。
ウキも小さくし、ハリスもチョウチンの時より短くしました。

そしてバラケに使用したのがこちらの三品。
左の「天々」は重さがありエサの核を担当
右の「PROGRAM」はボソっ気がありエサのタッチを担当
中央の「パワーX」は強烈なバラケを担当
この3種を状況に応じて比率を変えながらブレンドしていきます。
例えば最初エサを拡散させて魚を寄せたいときは
天々:PROGRAM:パワーX=1:1:3
魚にもまれてエサ持ちが悪くなり、しっかりタナまで届けたいときは
天々:PROGRAM:パワーX=2:1:2
というように。
細かい?僕もこれができるようになるまで苦労しました。やはり本と同じブレンドでは駄目、ちゃんと自分でエサの特性を理解して使いこなせるようになるのが上達への第一歩です。もっともこれはどの釣りでも同じことですが。
今回はここにペレット集魚材の「粒戦 細粒」を状況に応じて差しこみ、タッチを調整しながら釣っていくことに。
これが大成功!!
集まったへらをガッチリ寄せ切って入れ食いモードに。
スレも多いがそれでも時間10枚ペースをキープ。
ハリスも徐々に詰めていき、最終的に上7cm×下25cmで安定しました。

この日の最大、尺2寸ぐらいの立派なへら。
結局3時間で31枚を釣り上げ、合計36枚で終了。周りが苦戦する中いい釣りができたので大変満足でした。
これから寒くなり魚の活性は下がってきますが釣り方と工夫次第でまだまだ熱い釣りが楽しめそうです。
2回に渡ってお送りしたヘラブナ釣り、如何でしたか?
確かに少々取っつき難いところはありますが、その分驚異的な中毒性がある釣りです。
興味がある人は今度ぜひ一緒に行きましょう♪