Webサイト・デザイン 2006

多摩美術大学 情報デザイン学科 情報デザインコース3年次・前期
"Webサイト・デザイン"授業ブログ

7/10 吉橋先生

2006年07月10日 | 授業の記録
提出物についての説明がありました。

・webサイト(各自サーバにアップ)
・ポートフォリオ(作品の説明2枚・自分が考えた道すじ2枚、A3)
・仕様書(森川さんの授業で説明)
・リフレクションレポート(OC後提出)

<ポートフォリオ制作時のポイント>
どれが「作品」でどれが「説明」なのかわかるようにする。
ポートフォリオは文字をだらだら書くのではなく、図を見て大体の内容が把握できるように。
授業のスケジュールを書くのではなく、自分がどのように考え制作を進めてきたのか、を書くこと。

(高村・記)

7月7日 NORIさん

2006年07月08日 | 授業の記録
FlashのActiveコンテンツ問題についての説明を受けました。

Activeコンテンツ問題というのは、WindowsのIEでFlashを見たとき、
1度クリックしないとFlashが再生されないという問題です。
これの対策をしないと場合によっては何度もクリックしないとFlashが動作せず、
ユーザに非常に負担をかけることになります。
(詳しくはこちら)

対策ファイルのJavaScriptをダウンロードし、htmlを変更することで解決できるようです。
(対策ファイルはこちら)

(高橋・記)

6月30日 アルゴリズムデザイン 篠原先生

2006年07月02日 | 授業の記録
今日の授業はユーザビリティについてでした。

<ユーザビリティの定義:ISO(国際標準化機構)>
■ISO9241-11(ユーザビリティの定義)
特定の利用状況、ユーザーによって、ある製品が指定された目標を達成するために用いられる際の有効さ、効率、ユーザーの満足度などの度合い
■ISO13407(ユーザビリティを反映させる過程)
 ・人間中心の設計、デザイン活動を重視
 ・設計、デザインプロセスへのフォーカス
  ユーザーの積極的な関与、要求条件の理解
  ユーザーと技術の間の機能配分
  反復的な設計
  学術的な設計

<ユーザビリティの定義:ヤコブ・ニールセン(WEB上における定義>
・学習のしやすさ:ユーザーが利用してすぐに使い始められるよう配慮すること
・効率性:ユーザーが一度学習すると、生産性(時間短縮、効率的になる)があがっていくこと
・記憶しやすさ:しばらく利用しなかった後、再度使う際に覚えなおさなくてすむこと
・エラーの少なさ:エラーの発生率を少なくしエラーが発生してもすぐに回復できること
・主観的満足度:ユーザーが個人的に満足でき、楽しく利用できるようにすること

<ウェブ・ユーザビリティの実践方法>
・ユーザーテスト:ユーザーに実際に使ってもらい観察、発生した不具合について原因を推測、検証
・ヒューリスティック(発見的・経験的な)評価:過去のユーザーテストの結果を整理した「使いやすさのポイント」(ヒューリスティック項目)と照合 例:○○が××だと使いにくい ○○を××にすると使い勝手が向上する等

<ヒューリスティック評価>
■簡易ユーザビリティテスト
 ・ガイドライン、HCI原則、ウェブ利用の傾向から評価項目を選定
 ・ウェブユーザビリティについてある程度知識のある評価者を選定
■ヒューリスティック評価法の効果
評価者の人数(最大15人の場合)が多いほど発見された問題点の割合が多い。3~5人で3回テストを行うのが効率的。

<ユーザーテスト>
■なぜユーザーテストなのか
 ・ログ解析でわかるのはユーザーの足跡だけ
 ・サイトに不満を持つユーザーはフィードバックしない
 ・ユーザーテストは「なぜそうしたか」「目的は達成されたか」を明らかにする
■ターゲットの設定
 ・現在の利用者、潜在的な利用者
 ・パソコン熟練者、初心者
■課題の準備
 ・簡単な質問(YES、NOで答えられる質問など)から難しいもの(相手に考えさせる質問など)へ 
 ・単純な事実 事実の比較 事実からの判断 比較からの判断(サイト内からある情報を見つけてきてもらい、その事実から「あなたはどう思うか」と感想を述べてもらうなど)
■観察と解釈
・表記ノート(時間軸上でいつ問題が発生したかなどを記録するノート)と推測ノート(あらかじめ発生しそうな問題点を挙げておき、実際に問題が発生したときにチェックするノート)の準備
■問題の収集と分類
 ・ヒューリスティク評価
 ・改善案のまとめ

(記・須永)