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いえずぅ! (い  ち  い)
2010-10-18 14:39:05
いえずぅ!

国内も国際も話し合いでまとまるものなら・・
 
 
 
話し合い (高樹のぶ子)
2010-10-18 15:09:52
そうですね、話し合いで妥協点が見つかると良いのですが・・現実には、話し合いの背後の「力」で、話し合いそのものも妥協点が動くのでしょう。

こんなカワイイ芸妓さんの愛も、男性のお金の力が背後でモノを言うのかも知れませんし・・だからといって、不純とも言い切れなくて・・

中国内陸部の反日デモも、単純ではなさそうで、少し前のこと、重慶で日本と中国がサッカーで戦い、中国が負けたときも、中国選手のバスに石などが投げつけられて不穏だったそうです。
 
 
 
日本にも、タブーがあるのだそうです。 (ウミガメ)
2010-10-19 03:32:21
「いや、作家にはない」と言ってほしい。
 
 
 
時代 (satoko)
2010-10-19 04:08:08
写真の舞妓さん、可愛いですね。

私も子供だった頃に、舞妓さんに、憧れたものです。
娘も進路を決める時、舞妓さんになりたいと、一時慌てさせたことがありました。時代は巡る~♪です。

きれいな衣装は女の子の憧れなのかもしれません。
昔ながらの伝統が引き継がれていっているのですね。そのミステリヤスなところが、また魅力でもあります。
小説の世界ですね。

中国、ちょっと心配です。

やっと落ち着いて、ほっとしていたのですが。火種はくすぶっているのですね。
問題は、この火種ですね。沈静化してもまたどんなことで再燃するか、分ったものじゃない。
政府が、時々火を煽ってるような気がしないでもないですね。あの女性報道官の態度でも、よく分ります。今回、出てきませんが。

慌てず、騒がず、刺激せず、冷静にただ静かに見守るだけしか出来ないなんて、ちょっともどかしいけれど、忍耐のしどころなんでしょうね。


何しろ、わが国の経済の発展の鍵を握られている、というではありませんか。ほんと、いつの間に!という感じです。

いつも過激ですみません。さて、もう一度寝ます。おやすみなさい。


 
 
 
「いけずぅ!」なお隣さん (昭和のマロ)
2010-10-19 07:39:47
 京都の三つのタブー。とても興味深く、早速、また、マイブログに引用させていただきました。ご容赦のほど。

 それにしても言論自由であるはずの日本にも無言のしばりが存在することをあらためて知らされました。

 「いえずぅ!」の日本はsatokoさんご指摘のように{いけずう!」な中国に振り回されていますが、振り返ってみればあの温家宝首相の「何やってもしらんぞ!」的な過激な恫喝が発端ですよね。
 日本の「いえずぅ!」外交が効を奏したとも言われていますが、程度問題で、あまりに情けない「いえずぅ!」からは脱却してもらいたい。

 中国と商売している方が「そうして中国の領土はできてきた。この体質は変わらないがつきあうしかない」と言っていたそうですが、このやっかいな「いけずぅ!」な隣人には言葉の上でももっと品格を持った大人になって欲しいと「いうべき!」でしょう。
 
 
 
Unknown (腰痛持ちな人)
2010-10-19 12:07:12
寒暖の差がありますね。
カゼなどひかないように
お元気で頑張ってください♪
 
 
 
柳腰外交 (サイヤ)
2010-10-20 13:39:24
パソコンの画面が突然見えなくなって、しばらく遠ざかっていました。

まえまえから疑問に思っているのですが、成長は必要、デフレは悪なのでしょうか。
政府の新成長戦略でも2020年に実質成長2%成長を目標にかかげ、2011年にはデフレを終結し消費者物価をプラスにするとうたっています。

7つの戦略分野が検討されているけど、少子高齢化によって人口は減るのに長期にわたって成長は本当に可能だろうかと疑問に思うし、年金暮らしにはデフレは天の恵に見えます。

日本の人口の推定では、いまは127百万人だが、これから65年後には68百万人になるという。(65年前の1945年の人口が72百万人だった。)
これはヨーロッパでいえば現在のドイツ82百万人やフランス65百万人、英国62百万人の規模。

日本も経済大国の看板は降ろして、幸福大国などと標榜して今後の50年間を戦略的な縮小政策をとるべきではないか。

過去、国民を死地に追いやった国です。今でも毎年3万人の自殺者を見殺しにしている。
下手な成長戦略でこれ以上、日本がおかしくなるのはごめんです。

天寿を全うし死ぬときに日本に生まれて本当によかったと思える国であればいい。子孫に恵まれ、子々孫々しあわせに暮らせる国。それが理想ではないか。

周辺国との軋轢も柳腰外交でもなんでもよいから、しっかり国を守ってほしい。(来月の上海行きをまだ迷っている。)

ん~いっそ女性首相なら本当の柳腰外交ができるかも。
高樹先生が総理になるとか。。。

 
 
 
賛成 (satoko)
2010-10-20 16:58:36
私も、サイヤさんのコメントに大いに頷きました。
もう、そんなに儲けなくても、良いのでは・・・などと思います。
そのエネルギーを、もっと幸福になることに費やすというのは、どうでしょう。

いつも、自分からの意見でなくて、申し訳ないのですが、前々から、そう思っていました。
人口が減るというのはマイナス面ばかりではないはずです。

今、日本は元気な高齢者が多いのですから、もっと高齢者に活躍してもらう。それが高齢者を大切にすることになるとおもいます。どんどん仕事もしてもらうのです。

それで労働力は確保できるのでは・・・働きたい高齢者は多いはず。



今は、人口が多すぎると思うほどです。
若者たちの失業率は深刻です。

楽観的なことではないかもしれませんが、考える時に来ていると思います。

国も、人も走り続けて疲れています。

 
 
 
円高 (高樹のぶ子)
2010-10-20 17:54:38
サイアさんやsatokoさんのお考えに私も同感です。
円高で大騒動していますが、本来、自国の通貨が高い価値を持っているのは、すばらしいことです。円高で幸せになれるような社会構造が必要ですよね。
輸出でしか稼げないのも、構造としていびつな気がして・・
輸入がラクで、輸入したもので国民が豊かに生きられる・・本来は、そうあるべきですよね。
他国に売らなくては成り立たない、というのは、やがては「うちは自分で創りますから、要りません」と言われる時がくるのではないでしょうか・・
経済のことは、複雑ですが、発想の転換も必要でしょうね。

サイアさん、美味しい上海がにを食べてきてください。
 
 
 
デフレ脱却を望みます (木蓮)
2010-10-21 02:52:58
みなさまのご趣旨には大賛成です。
それでも、経済大国の看板は下ろすけど、国民生活のためには「成長は必要、デフレは悪」だと考えます。
私も、10年以上前、デフレが言われ始めた頃は、つつましくもここにあるしあわせを実感できる日本になるためには、悪い事じゃない、と思っていました。
でも、色々考えてみたのですが、たくさんの年金受給者を支える為には、現役世代の生産力向上が不可欠だし、そのためには、デフレでは困ります。

政府の成長戦略からは、ゆっくりとした経済大国からの方向転換を感じました。

かつて日本は経済大国の道を選択し、今に至ります。それを選ばない道もありましたが、そうしなかった。功罪あります。その過去を引き受けて、今、私たちが担っています。

経済成長と利己的に儲けることは違います。資本主義、民主主義のお約束のもと、社会に貢献すべく、そう、「幸福になる」ために、先人方も、私たちも頑張ってきました。
高齢者がいつまでも現役でいられるのも、困ります。自身も不惑を過ぎて久しく、動体視力、瞬発力の衰えは実感します。めまぐるしく変化する状況に対応する分野では、若さが必要です。過去の成功体験をもとに、責任はとらないのに、現場に口出しする構造の弊害は明瞭です。(それをわかって、熟練者として、現場の一員に徹して働いてくださる方々には、心からの敬意を抱いています)

円高にしても、その市場意思(?)を知ると、素直に「すばらしいこと」とは思えません。
発想の転換も、現実を直視していなければ、ただの逃げです。

経済成長を願う事は、華美贅沢を望む事ではありません。

経済は難しいです。もうとっくに考えています。時代を担いながら、次代を育みながら、ずっと考えてきましたし、取り組んでも来ましたし、でも、成果となっていません。
かつての日本の成長はもうありません。その中で、国民の幸せのため、何を選択するか。真剣に考えています。

選択の恩恵を享受された世代の皆さま、理想を抱き、模索している世代の努力も知ってください。



 
 
 
 (木蓮)
2010-10-21 08:07:21
なんだか、自分達だけがシャカリキになってるようなコメントですね。失礼しました。
「デフレは悪ではない、成長なくとも路はある」と仮定して十数年見続け、「やっぱりそれはムリだ」に至りました。
でも、確固と否定してくれる論があれば、喜んで再考します。ご教示いただけたら嬉しいです。

『「民主主義」を堅持し、「謙虚」と「自信」を持てば、日本にあった着実な繁栄は永続できると確信します。』・・懐疑しつつも、拠り所にしているコメントです。折にふれ、この意味するところを問うています。



 
 
 
デフレ・ポピュリズム (夢の中へ)
2010-10-21 23:58:50
(多忙で遠ざかっていましたが、引用いただいたようですので)

【デフレ】
極端に言いますと、木蓮様のご指摘のとおり、「デフレは悪」と言えます。

デフレにより物の価値が下がりますと、それを作る人の値段(給与)も下がります。いわゆる人のコモディティ(市況商品)化です。
まず商品の値段が決まり、その枠内で製造(労働)を強いられるようになり、1000円のジーンズが売られるようになると、1000円のジーンズを買えない人が発生してくると言われています。

アメリカにおいても、19世紀末にデフレで労働者が苦しみました。(東部の金融資本家は利潤を謳歌しましたが)
当時のアメリカ経済は、金本位制を採っていたため、経済の拡大に対して金貨の供給量が追いつかず、20%超のデフレーションを生じました。
西部の農民達のほとんどが、東部の銀行からの借金で開拓を行っていたので、デフレーションの発生は借金の実質的価値を増大させ、西部の農民は苦しみ、東部の銀行が何もせずに潤うという事態が発生した。

このことは、ご存知のとおり、「OZの魔法使い」で表現されています。
OZ=金の単位のオンス。ドロシー=アメリカの伝統的な価値観。黄色い道=金本位制。魔女=大統領等。かかし=農民。ブリキの木こり=工場労働者。など

インフレ目標とまでは言いませんが、やはり軽~いインフレのほうが人の価値は保たれるように思えます。


【民主主義・ポピュリズム】
「民主主義の敵のひとつがポピュリズム」と何度か発言しましたが、案件が一段落した17日(日)《Chopinの命日》に書店で素晴らしい新刊本を入手して読書中です。小泉政権発足当初に書いていただいていたらねぇ・・・残念。
北海道大学の山口二郎教授の角川新書「ポピュリズムへの反撃(現在民主主義復活の条件)」です。
帯の記述では、「本当の敵は誰だ? 私たちを自滅的な政治選択に導くレトリックの正体。ドイツ民話のハーメルンの笛吹きに出てくるネズミの群れのように、人々を時として危険な政治家、自殺的な政策に熱狂することがあります。ポピュリズムと言葉という切り口から、この10年間の日本の政治について考えることがこの講座のテーマです。」
ポピュリズム全否定でではなく、主体性を保った上での容認・活用を説いておられます。(すべてに全く同感です)
Summaryが間に合いませんし、私の拙い説明より、ご一読いただく方がいいと思います。(Kelsenとともに)
特に政治談議で盛り上がっておられた皆様には。

そしてマスコミ等が言葉の定義を明確にしてこなかったことにも言及されていました。
私も定義にこだわる方(定義の味方?)ですので、今の日本の一般の方々には好かれません。

「失われた20年」と言われますが、「何」が失われたのでしょう。
「バブル」であれば、存在しないもので、失ったと思われるものは、もともとなったものです。
バブル前の実態からの比較とともに、視点をドルベースに置けば、1ドルが240円→80円の変化は、経済は3倍の規模になっていることになります。
まだ緩やかな成長を続けたことになります。
「失われた」と言う言葉を使い続ける限り、30年、40年と続くでしょう。
「自信」を持って、経済や社会システム等の最適化を図っていくことが肝要かと思います。

取り急ぎのコメントで、粗雑になったことについてはご容赦ください。

【木蓮様へ、兵庫県情報】
・御座候(回転焼き・今川焼き)が創業60周年で、1っこ60円に。
・姫路を中心に播磨地域(神戸も一部)で、アーモンドバターとアーモンドトーストがブレイクしています。東洋ナッツ(神戸市東灘区)の影響でしょうか。ご存じないかもね。
 
 
 
済みません。回答不能 (サイヤ)
2010-10-22 17:15:32
自分自身、「成長は必要、デフレは悪か」という問いに確たる回答をもちあわせているものではありません。

しかし、大きなトレンドとしては人口減少、それも少子高齢化で労働人口も減少している。

付加価値を生む人口減少のなかで購買力は減退するだろうから成長自体が望めないのではないか。

GDPと労働人口は必ずしもリンクはしないものの外国人雇用が話題に上がったりする。
そこまでして成長維持する必要があるのか。

ムリに成長、成長と言えばどこかに歪みが生じるのではないか。

デフレも現在はデフレスパイラルに陥っている状況ではなく、定職に就いた生活者にとっては、物価は安定しているに越したことはないし、高齢者すなわち年金生活にとってインフレは脅威ではないか。

成長とインフレは同義語なのだろうか。

経済オンチの頭でもう少し考えてみたいと思います。

木蓮さんが納得できるような回答ができずごめんなさい。

 
 
 
ありがとうございます (木蓮)
2010-10-26 02:41:00
懐かしの播州、筑紫より、すてきな紳士方からの御文。御丁寧にお応えくださり、嬉しく存じます。

デフレ(disinflationとも)については、研究者やアナリストが喧々囂々。系統立てて経済学を学んでいない私は、お説を拝するだけですが、それでも、生活者なりに考えようとするのは、次代を育てている責任からです。

大量積載、高速で走ってきて、急にハンドル切れば横転必至。身の丈にあった道を目指して車線変更しようにも、全体速度は上がり、さらにひしめき、マナーをわきまえない暴走車も現れ、四苦八苦。なのに、ゆったりした後部座席で寛いでいる、広大な田舎道を走ってきた先輩ドライバーから、「そろそろ車線変更したら」と言われた気分でした。「わかってる!って。」

思わず言い返したのは、作家が「お二人に同感」として、経済を述べられたからです。satokoさんが憂う若者の失業は、デフレが引き起こしたものだし、円高で大騒動してるのは、世界的な通貨切下げ下で、全くの無策ゆえに円高になっているからです。
それらをexcuseしないまま、同感だとひとくくりにし、まっとうな経済観に転じ結ばれる。読んでて、船酔いしました。

人々は、セオリー(理論)ではなく、ストーリー(物語)に影響されます。
だからこそ、ストーリーテラーには、セオリーをふまえて語って欲しい。

夢の中へさんのおっしゃるように「軽~い」成長は必要でしょう。「病気になったらそのまま死んでくださいね」という社会でいい、というなら別ですが。だから、デフレは困ります。
KK女史が「デフレ脱却国民会議」を設立し、活動始めましたが、日銀次第で解決するといわんばかりの浅はかさ。もはやその段階ではないから苦しんでるのですから、バカにされた感じ。でも、一部のメディアは、ちやほやするのでしょうね。
一方、その幼稚さを指摘する側も、デフレとユニクロの価格競争は違う、というところから、キチンと論じているものの、どこか「対岸の火事」的悠長さ。他国が「日本のようにはなるまい」と必死に研究し、憐れむように報道していることを御存じなのかしら。

定義の味方さま。
いつもながら、わかりやすいご説明と示唆をありがとうございます。「長期的な~」については、新たな視点でした。それにしても、60円とはまさしくデフレ?!でも、老いた両親の心と懐を温めてくれると思えば、嬉しくも。勝手ですね。アーモンドプードルふんだんにケーキを焼いて、錦秋に郷愁。

サイヤさま。
定職につけない生活者が増えているし、デフレスパイラルに見えます。上海カニを思案されるサイヤさんは、既得層。そのお方が、一緒に考えよう、と。それが、何より嬉しいです。
ホークス、残念でしたね。
 
 
 
デフレなど (夢の中へ)
2010-10-26 23:58:04
私も経済は詳しくありませんが、単純な金融政策ではデフレ克服は無理なような気がします。何かのきっかけでインフレに火がつくと一瞬にしてハイパーインフレに見舞われる危険性が潜在している不安感があります。

現在のデフレは、需給バランスの崩れ:通貨量(長年の金融緩和策でジャブジャブ状態)と物の関係ではなく、供給量に対して需要が極端に少ない状況下で物の値段が低下していると言われています。需要が減少スパイラル状態。大衆迎合方のばら撒きではなく、需要が需要を生むような効果的な需要を創造していかないと、社会が内側から蝕まれていくような危惧を抱きます。
もっともらしく「通貨安競争」という表現も何か変な感じですね。通貨の売りと買いは表裏一体なのに、競争というのはどういうことかよく分かりません。

金本位制的に「金の価格」から見ると、確かに「通貨安」ですが、通貨はインフレ状態ですね。
現在の社会情勢には分からないことが多く、もどかしさを感じます。

また、サイヤ様のおっしゃる規模縮小等については同感です。
生物も企業も、環境の変化に対応していけるのは、規模(体格)でもなく、体力でもなく、「体質」であると言われています。
わが国も、抜本的な「体質改善」を図り、表面的な社会の変動のさざ波に翻弄されることなく、人口減少、高齢少子化、成熟化など、大きな潮流を的確に捉えていけば、最適な社会を築いていけるように思えます。

訂正:先日デパ地下に行ったら御座候は80円に戻っていました。

木蓮様も福岡にご縁があるようですが、私も母方の祖父が明治時代に福岡県庁に勤務していたので、先日のSIA参加時に修猷館や官立附属小学校を見てみたかったのですが、時間の都合で実現できませんでした。是非次回には。
母から聞いていましたが、福岡は本当に大都会(神戸の1.5倍位の感じ)で、アジアに向けての発展性をひしひしと感じました。
来春、阪急百貨店ができるとか。阪神のデパ地下と阪急のファッションと街の活力で日本一の店舗になるような気がします。カード割引の対象も多いし、九州の皆様もベージュ・グリーン・ブロンズの阪急カラーに染まる方も多いでしょうね。御座候もアーモンドバターも買えるでしょうね。

長くなったので、「お茶漬けでもどうどす?」と言われる前に筆をおきます。
 
 
 
蛇足の駄文 (サイヤ)
2010-10-27 17:29:33
次の話題に移っていますので、長々と駄文を書かせていただきます。ほとんど読むに足らないものですから、ご容赦を。

GDPの内容を知らないので成長を論ずる資格もない自分ですが、人口減少にともなう雇用者の減少に加えて炭素リーケージや高率の法人税などによって工場の海外移転などあれば国内生産はますます減少するはずです。とても成長を維持するのは難しいのではないでしょうか。

政府の成長戦略(成長は必要、デフレは悪)は目的と手段がごっちゃになっているような気がします。

国が目指すべきは「国民が(国外からの脅威に対しても)安全に、身の丈にあった心豊かな生活を享受できること」で、そのためには成長戦略という手段が必要ということではないか。

まずは安全確保のために、矜持ある外交政策で近隣諸国に日本の平和主義、互恵主義を理解してもらう。
追悼施設を作ったうえで東アジアへの戦後処理を完結し、米国には広島・長崎への原爆投下に対する人道的な謝罪をもらい、懸案の北方領土、竹島、尖閣の問題もすっきりさせたい。解決はできないまでも隣国の圧力に屈しない外交努力を重ねる。平和愛好国、クールジャパン文化のイメージ定着活動も積極的に行う。
国連の常任理事国入りは実現の努力を惜しむべきではない。そういう努力によって国際常識のある国としての振る舞いをせざるを得ない。要は外憂を断ちたい。

国内の治安も近くは秋葉原事件、さかのぼればオウム真理教以来、相当ヤバイと思うし、育児放棄、消えた100歳など新たな問題も発生していて不安が募る。

簡単ではないが、国内外の安全を確保したうえで身の丈にあった心豊かな生活を送る。
世の中には成功する人も失敗する人もいる。各々が持てる範囲で生活する。物理的な豊かさではなく、気持ちのうえでの豊かさを実感できる生活。

こんな消費を刺激しない生活を求めていると、いつまでたってもデフレから脱却できないので政府としては、戦略的縮小政策は口が裂けてもいえないということかもしれない。

「総務省の09年10~11月調査の結果によると、10~20代の独り暮らし世帯の手取り収入で、女性が月21万8156円と、男性の21万5515円を上回った。」というニュースに接した。これでは、カツマーに影響を受けた女性の結婚願望は叶えられない。実際「野村総研の調べで、20~49歳までの未婚者のうち、年収400万円未満の男性は83.9%もいた」という。

子供を産み育てるためには、定職に就き相当の収入を得る必要がある。
福岡県の最低賃金は692円(東京都821円)とある。年収になおすと8時間×22日/月×12月=146万円(東京173万円)となる。
あるサイトによれば住宅扶助を含む生活保護の実額(20~40代)は加算を含めて両親子供1人の家族で250万円という試算がある。これがある意味、憲法第25条の健康で文化的な最低限度だろうが、ハッピーな子育ては難しい。

最低賃金を上げれば、払う側の企業経営が苦しくなる。だからこそ成長戦略で雇用の確保ということになろうが、例えば観光立国を例にとってもある企業が一朝一夕に観光業への業種替えはできなし、観光資源に恵まれない地域は置いてきぼりをくらう。

私が注目している農業(グリーンイノベーションといわれる中には林業はあるが農業は対象ではないようだ)も、平成20年で所得は108万円とかで苦しい。
だが最近は6次産業といわれ(1×2×3または1+2+3)、企業の参入を許せば(1次産業が2,3次産業に拡大する発想だったらあまり成功しないような気がする)雇用も確保でき、所得も上昇するのではないか。
日本の食糧自給率はカロリーベースで4割という低水準。それをアップさせ、できれば中国へ安全な農産物を輸出もする。

折りしも、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉への反対を農業団体がしている。成長戦略に対する究極の抵抗勢力のような気がする。いつまでたっても日本の農業は6次産業化できない。

再選公約の「行政の無駄削減」の中の公務員給与削減は実はデフレ対策に逆行するから進められない。

でも財政赤字は日に日に増え続けている。あちらを立てればこちらが立たず。すくみっぱなしの日本だからこそむしろ勇気をもって縮小戦略を表明して国際的な信用を勝ち取るべきだと思う。

有言実行内閣といいながら何にもしないけれども、最低、議員定数の削減は実行して欲しい。これは効果があると思う。
 
 
 
new normal (木蓮)
2010-10-28 23:35:41
おふたかたの端正な文章に、こらえきれず。長居がすぎますが、これにて最後にいたします。

読み解けない社会情勢。経済学上の理論をことごとく打ち砕き、負の連鎖から抜け出せない日本経済。米国でも、経済の悪さが「ティーパーティ」(「大きな政府」に反対するだけで、建設的な代替案を出さず、ノスタルジックに「本来のアメリカに戻れ」と叫ぶ団体)を台頭させています。世界中が、苦しみながら、new normalを模索しているように感じます。

サイヤさんには、いつか追悼施設について真摯に語られて以来、敬意を含んだ親しみを覚えていました。
「もし、戦後、農業を株式化していたら、現在の閉塞には至らなかったのでは?」と、考えあいました。状況に適応しながらの舵取りは難しく、上手く行ったかもしれないが、大きく失敗したかもしれません。その時々になされた「よりよい選択」を検証する作業に、資料収集など、ネットは大活躍でした。

農業の六次産業化、そのためにも政権交代を望みました。突破口ができました。今ならできます。そのために、国民として注視します。

私は、観光に注目しています。国や企業に任せるだけなく、企業や地域を連携させる、入念な企画をもって、投資会社に売り込みます。たとえば、10県域に及ぶ瀬戸内海国立公園。かつての風光は失われたけれど、それでも、旅行者には十分魅力的。利己的な儲けや、景観破壊を防ぐ法整備を整えながら、自然保護と外貨獲得を目指す。大局に立った規制と規制緩和が必要で、もう国が手掛けてるのかもしれないけれど、この分野は、郷土愛ある民間人が先頭に立ちたい。
「投資」という言葉に、何を想像するのでしょうか。私は「儲け」や「欲」ではなく、「社会貢献」です。投資に値する企画が功を奏し、「経済成長」にお役に立ちたい、と真剣に検討しています。笑わないでくださいね。文句を言うだけでなく、個人が考え、他者のために行動したい!、と思える社会が、私の理想です。


高樹先生、この場にて、おふたかたから、多くを学ばせていただきました。ありがとうございました。
 
 
 
誤訳 (木蓮)
2010-10-29 00:14:26
日本では、「投資会社」ではなく、「投資法人」でした。
グーグルも、投資法人なくして、今はない。

三朝温泉に中国資本が入るとか。土地は持ち帰れませんから、資本流入くらいはかまわないとしても、土地の文化を乱されてはいけません。
役所は、持ち主に売却を押しとどめるのではなく、自文化を守るための法律などを、早急に整えるべきです。成長を見込めない国の、自衛手段です。
北海道の森も買われているそうですね。
そんなこんなを含めての、↑の瀬戸内企画案です。

 
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