そこで質問です。「何故花は、赤や黄色や鮮やかな色を出しているのでしょう?」
な~に簡単。 昔の理科の授業で習いました。
「目立って、虫や蝶に花粉を運んでもらうためじゃん。」
そうですね、半分?3割、正解かな。
実は花はその花の色(色素)で、その奥にある大切な種の元(子孫)を守っているんです。
花の色の主な主成分は、アントシアニン(アントシアンの多糖体・植物の中では多糖体の形で存在する。)と呼ばれる色素の一種です。 この色素、結構皆さんも健康食品等の主成分で、聞いたことがあると思います。
このアントシアニンが、光に含まれている有害物質紫外線から守っているのです。
最近の研究で、紫外線は活性酸素を発生させる事がわかってきました。 この活性酸素は、ガンや老化現象、白内障を引き起こす「毒」です。
「オキシドール」を知っていますよね? 怪我をした時、殺菌用に塗るヤツ。 約3%の薄い溶液であれだけの殺菌効果がありますが、あれも活性酸素の一種なんです。
アントシアニンはその毒性を抗菌作用によって分解してくれます。 人間は日陰に入る事で、紫外線から身を守りますが、植物はその場から動く事が出来ません。 いわばアントシアニンの色素は、植物が持っている「防御法」なのです。
人間は紫外線や呼吸によって、体内に活性酸素を発生させます。 植物(野菜・果実)を食べる事により、その抗菌作用で活性酸素を分解して、健康な体を維持できるのです。 植物は本当に、人間にとって大切なものなんですよ。
誰ですか?飲んだくれて、体に活性酸素を溜め込んでるおやじは??
野菜をちゃんと食べましょうね。
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