鳥取市吉岡温泉町「ヒイラギ カフェ」 【721】

古くは鳥取の奥座敷と言われ、宿場町として栄えた「吉岡温泉」 その温泉街の真ん中あたりにある、小さなカフェレストです。

温泉場特有の狭い路地の両脇に、鄙びた温泉宿が点々と並んではいますが賑わいは感じられず、閑散としています(平日だから仕方ないかな。 しかし週末の各旅館は、結構お客が入っていると聞きました)
写真は温泉街の中に2か所設けてある「葦の湯(足湯)」の一つ(奥側) この手前左にお店があります。

以前は食料品店(店名・ひいらぎ屋)だった店舗を、手前2軒隣りの「旅館 あづまや」の若大将が「まちおこし」の一環としてリブートしたもので、店内には若の趣味でしょうか、ビートルズのナンバーがBGMとして流れています。

カウンター席上に掲げてあるメッセージボード。 おやじがこの店を知るきっかけとなったのは「美味しいプリンがある」噂を聞きつけ訪れ、その折「カフェレスト」として営業されていることを知り、今回の再訪となりました。

「ヒイラギセット ¥1,280」
温泉カレー、サラダ、デザート、珈琲と「フルライン」の、イチオシセットメニューです。

各種野菜や肉が細かく練りこまれたスパイシーなカレーであり、食材の旨味と辛味を抑えたスパイスのバランスが、非常によい一品。 アクセントの温泉卵も「ご当地もの」として、グットアイデアだが、冷たかったのが残念。 因みにご飯は古代米(赤米)を使用しています。

デザートと珈琲。
華やかさを若干抑えた「所作」が、この鄙びた温泉街のイメージと重なり、よい味出しています(そこまで熟考の上、出されたものかは分かりませんが、、)
フルーツ3種、アイスクリーム、羊羹、プリンと、バラエティーに富んだ構成はなかなかです。
珈琲も丁寧にドリップされておりマズマズ。

テイクアウトで求めた「あずまやさんのプリン ¥250」
お店を知るきっかけとなったのがコレ! 甘さを抑えた独特のクリーミーさが、クセになる一品で、素材の良さと確かな技術が合体した「秀逸」なスイーツです。
本年8月より「本格営業」となり(月)~(土)まで、午前11時から午後6時の間、お店は開いています。
その若い力で旋風を巻き起こし「活気ある温泉街」に「復活」させてくださいね! お願いします!