養父市八鹿町「さぬきうどん工房 草庵」 【292】

国道9号線をひたすら東へ進み、養父市手前の「つるぎが丘交差点」を、バイパス方向ではなく「養父市内(八鹿)」へ、養父警察署先角を「逆くの字」方向に曲がり商店街へ、まもなく見える「公立八鹿病院」裏手に、お店があります。

清潔感のある店内。 開店直後と言うことで「お客」はおやじ1人でしたが、正午前には「一気」に満席となりました。

写真は「贅沢てんぷら草庵(ぶっかけ) ¥1,250」
看板メニューの「ぶっかけうどん(冷)」ですが、天ぷらで肝心のうどんが見えません!(写真右脇はゴマすりデス)

お皿のアップ 僅かにうどんが見えますね。
うどんは「讃岐」にしては、やや細めん(もちろん手打ち)で腰が強く、舌触りも良い。
店内の壁に「注文を受けてから茹でるため、10分以上掛かります、、、」とアナウンスしてあり「偽りなし」と納得。
「うどん」のコラムで、何時もお話しているように、普通のお店であれば「効率」を考え「茹で置き」し、直前に「湯せん」するため、どうしても「のびたうどん」になる。
しかし此処は、効率よりも「最高に美味しい物を提供したい」と言う、店主の信念が見え、好感が持てる。
「儲け」より「美味いものを提供したい!」 コレだよね!
それに答えるためにも、お客も勉強と忍耐が必要。 美味いうどんのために、腹ペコでも「10~15分は耐えて待つ」それ位の「気持ち」がないとね。
のっている「天ぷら」は、穴子(一本もの、中央に立っているのがそれ)、エビ、チクワ、にんじん、ナス、ピーマンとテンコ盛り状態で、ダシを含んでも崩れないように、固めの衣に仕上げてある。 ただ、この量は「おやじ」には多すぎて、確実にお腹にもたれてしまう。(歳ですね)
ダシも良質なカツオ節と、醤油を使っていることが分かる「優しい味」
メニューも多く価格も良心的で、何よりも「基本に忠実」と、「お客サイド」の考えに立った「うどん作り」に好感が持てる、但馬地方一のうどんの名店です。