鳥取市元魚町1「梅乃井」 【907】

鳥取市街中心部を南北に貫く三街道の一つ「智頭街道」の旧袋川に架かる「智頭橋・きなんせ広場」から約400㍍先右手にある、鳥取市内では数少ない老舗の鰻専門店です。

超久々の訪問であり、以前とガラリと雰囲気が変わっており「鰻屋」と言うより今は「割烹店」と言った方が良いかも、です。
それでも「鰻屋」という強い信念があるのでしょう、道路に面した壁面に換気扇が備えてあり「鰻の煙」が流れるようにしてあります(鰻屋はその「煙」で客を呼び込むのが、昔からの慣わしです)

1階は手前にカウンター席、奥に個室、2階には個室と広間があり、今日は広間の方に通されました。

お昼のメニュー表。
ご承知の通りウナギの高騰が続いており、その割にはコナレタ価格帯になっています。 逆に松花堂は結構なお値段ですねぇ~。

「鰻重(肝吸い付) ¥2,310」
ウナギを白焼きした後蒸し再び焼く「関東スタイル」であり、ふわっとして柔らかく、甘味を抑えたタレが特徴的な一品です。

大ぶりのウナギがデーンと鎮座し、見るからにボリューミィですね。 関東風、関西風は人により好みが分かれるところなので、これ以上のコメントはありません。 但し漬物はちょっとスイ~味がしたんだけど、、、

「松花堂弁当 ¥2,980」
弁当箱の煮物、茶碗蒸し、う巻き等々全体的に薄味ではあるが、ダシの取り方が特徴的であり(鰻の関東風に倣ったのかな?)おやじ的には馴染みが薄い。
逆に造りは新鮮で且つエッジが立っておりOK!

「松花堂」のミニ鰻丼、吸い物、天ぷら。
丼は当然ながらお重と一緒で、ミニと言ってもご飯は結構な盛り。 天ぷらはチョット衣が固めかな。
やはり此処は鰻専門店と言った方が良いかもね。 但し刺身は旨いし、その他の料理も凹凸があるものの、その辺りが解消できれば、割烹店としても一流になるでしょう。
*増税前訪問のため、価格に変動がある場合がございます。 ご了承ください。