鳥取市港町3 「割烹海席 伊くま」 【2071】

鳥取旧市街地中心部を南北に悠々と流れる一級河川”千代川”の、河口西岸と鳥取港に挟まれた、ちょうど賀露方面と埠頭に分かれる三角ゾーンに、この17年11月23日にオープンしたばかりの海席日本料理店です。

訪れたのは2月末の穏やかな日曜日で、お店から望める埠頭を渡る風にも、幾分春の柔らかさを感じることができました。

先ずエントランスで出迎えてくれる有田焼の大皿に圧倒されつつ、店内へと向かいます。

伝統的な日本家屋の梁と筋交いを見事に再現したホール部分には、しっくりとくる褐色のテーブル席がズラリと並んでいます。

コチラはチョットした顔合わせや打ち合わせに重宝する個室スペースで、12名から40名まで対応可能となっています。

日本海を臨める宴会場は普段は客室として使われていますが、パーティー時には100名を超えるキャパを誇るんだとか。 凄い!

地元の銘石である”佐治石”を主軸に持ってきた庭園は、2、3年もすればしっとりとした落ち着きのある風情を醸し出すことでしょうね。

お品書き①
昼御膳は看板の”しゃんしゃん御膳”の他、どんぶり物も提供されます。

お品書き②
宵御膳も1,800円からとリーズナブルな価格設定です。

お品書き③
もちろん本格派の懐石料理も楽しめますよ。

お品書き④
地元で揚がる鮮魚をふんだんに使った、海席コースも捨てがたい。

「賀露御膳 1,200円」
チョンチョンと彩りよくまとめられた御膳で、艶やかさに暫し見入るほどの洗練さを感じますね🌸

但しそのお味は全体的に平坦でコントラストに欠け、繊細さと食材に合わせた濃淡をもっとつけるべきでしょう。 尚情報によれば総料理長は京料理を修行とあるけれど、それらしい出汁の引き方や巧みさは感じられませんでした。
今回のキツメのコメントは、漁港を取り巻く観光地の発展の一助を成すためにも、是非とも頑張ってほしいからです! とにかく精進していただき、将来、中核施設になるよう期待しています。