
皆さん、これ何だか分ります?
分った人は、相当の科学オタクか楽器オタクです。
これは「テルミン」と言う楽器なのです。(正しくはテルミンの簡易盤です。)
今月発売の学研「大人の科学17号」の付録として、ついていたキットを組み立てたものです。
「これのどこが楽器だいや~!」
これはね、本体に一切手を触れずに演奏できる楽器なのです。
「???」
赤いBOXから出ているアンテナが見えますね。 このアンテナから20センチまでのところに音階が発生し、手をその間に近づけたり遠ざけたりして演奏します。
1920年、ロシアの物理学者で発明家、チェロ奏者でもあった、レフ・セルゲイヴィッチ・テルミンが発明した世界最古の電子楽器なのです。
今で言うところの「シンセサイザー」ですよ。 ハイ。
原理はね、手とアンテナがコンデンサになり、両方に発生する静電容量が大きくなったり、小さくなったり・・・・2つの高周波の波を重ね「ビート」を作り・・・あ~頭がこんがらがってきた。
チョー簡単に言うと、ギターをポロン、その横で音叉を振るわせる。 音が「共鳴してウォーン」と鳴りますよね? その波「ビート」を音階として利用するのです。
音色は、そうですね、昔SF映画で銀色のUFOが登場するシーンで「ポヨヨ~ン」と妙な音が出てたでしょう?その音にそっくりです。
ただ鍵盤を打つわけでもないので、しっかりと弾くには熟練の技が必要です。
もちろん僕に出来るわけでなく、音の違いを出すぐらいがやっとですが。
練習すれば、「咲いた、咲いた・・」のチューリップぐらい弾けるようになるそうですが、、、。
それにしても、ロシアの人ってよく何か妙な物発明したり、チープな物を造ったりしますよね。 そういう意味ではすごい国です。 ホント感心します。
それでは練習を、「ピョ~ン!!」







