何年か前、「グリーンスポーツ鳥取」の代表である二ール・スミスさんと、この件について話をする機会があった。
彼の主張では、日本のラクビー、サッカーが世界に通用しない要因の一つはグランドの環境にあり、もう一つ、事故防止のため芝生化は有効であると指摘した。
日本ではプロや社会人がプレーする環境は、芝生のグランドが当たり前であるが、それまでの大学生や小中高生では土のグランドでプレイする。 自ずと両者ではプレイスタイルが違い、本来のプレイが出来ていないまま大人になり、そこで変えようとしても身につかない。
かたや外国では幼少の頃から芝生のグランドでプレイし、その時点から基礎が出来上がっている。 スライディング一つ取ってみても、両者のスタイルが違う事を見ればその差は歴然である、、、と。
Tackyさんのコメントのように、「泥だらけのプレイ」も僕達おやじにとってみれば「当然で、血沸き肉踊る青春時代の象徴でもあるが、」怪我を気にせず思いっきりプレイできる環境も、言われてみれば捨てがたいし納得する。
そしてもう一つ、「真夏の炎天下でのプレイ」。
真夏のグランドでの照り返しによる、「熱中症」の事故は毎年幾度となく報道される。 もし、そこが芝生のグランドであったなら、防止出来た可能性が高い例が多いと言う。
彼との話の中で、毎年の事故数のグラフ資料を見たが、かなりの犠牲者の数に驚いてしまった。 それが全て芝生化で解決するわけではないが、僅かでも救えた命があれば、芝生化は決して高額ではないはず。
芝生化は、今までの私達のイメージを根本的に変えなければ、理解しがたいものである。
おやじの会のHP開設時に、僕の書いた「中央公園はビオトープ」と言うコラムがある、そちらは芝生化のもたらす環境について書いてありますので、是非一読ください。
中央公園はビオトープ・サイト
http://www.ncn-t.net/watch-dog/newpage17.htm
最新の画像もっと見る
最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事