この1年半、繰り返される週末のパターンだ。
淀江道路に入り、米子の街を駆け抜ける。
普段はラジオの巨人戦を聞きながらの運転だが、連敗中で、しかも苦手のロッテ戦となれば今日も敗色濃厚、ラジオをつける気にもなれない。(案の定、今日も大敗。情けない、、。)
鳥取まで約2時間、色々な事が頭を駆け巡る。
始めはこの一週間の出来事、次に週末のスケジュール。 来週の仕事の予定。
その後は他愛のない事が次々に浮かんでは消えていく。
そして周りを取り巻く闇と空気を切り裂く音が、自身をまるで時間移動しているかのような錯覚をおこす。
科学的論議で「人間の意識は連続的なものなのか? それとも点線の様に数秒ごとにONーOFFを繰り返しているのか?」と言うのがある。 それに対する明確な結論は出ていないけど、今この時私自身は明らかにONーOFFを繰り返している状態であると言える。
こう言う感覚が私は好きだ。 機械的に車を移動させ、意識はどっか別の世界に飛んでいる。(もちろん本当に意識を失っているわけではないが。)
ふと我に返る。 車窓左上空には北条バイパス、湯梨浜町の風力発電の赤い点滅灯が並んで見える。
羽合・青谷道路の上り口では右下に夜景が広がる。
青谷道路を降りて9号線に入ればもうすぐ白兎海岸だ。
ここまで来ると、鳥取に帰った気持ちになる。 鳥取に近づくにつれ現実に引き戻されていく。
午後10時、若葉台の我が家に着いた。
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