米子市昭和町44-6 「パレード (PARADE)」 【1761】

米子市中心部より岸本、溝口に抜ける出雲街道の、ちょうどHOK昭和町店の角を東山運動公園に向かう粗中間地点の左路地中にある、チョイくたびれたグレーの平屋が郷愁を誘うプチカフェです。

地元の方、もしくはご近所に用事がある方以外は、間違いなく入ることすらない狭い路地に佇み、また仮に前を通ってもスルーする確率が極めて高い外観なれど、女子を中心に口コミでその人気が徐々に広まっています。

元バレー教室をリブートしたという異質の経歴を持つ此のカフェは、むき出しの梁と無垢のフローリング、手作り感漂う調度類が独特のゆるやかな空気を放ち、此処だけ時間が止まっているような錯覚を覚えます。

木のぬくもりが伝わってくる調度品類は、ご主人自らが手掛けたものだとか。

シンプルで統一感のあるデザインに、ふと雑誌を手にしてみたくなる衝動に駆られます。

午後の柔らかな日差しがガラス窓を通し、花瓶やランプスタンドを仄かに浮き立たせています。

メニュー表①
ドリンク、スイーツ、フードのいずれもシンプルな構成です。

メニュー表②
またそれぞれの内容は一緒に提示されるメモに、記載されています。

「マンデリン(深煎り) 400円」
先ずコクのある苦みが舌を刺激しつつ酸味が押し寄せ、そのバランス感覚が実に巧みで、淹れ手の技量の高さが窺える一服で申し分なし!

「スコーン 200円(ドリンクとのセットのため100円引き)」
いかにも武骨で素朴さが漂うプレーンスコーンですが、一口頬張るとじんわりと小麦本来の旨味が湧き出てきます。 もちろんコーヒーとの相性もバッチリ。
他では味わえない、ゆったりのんびりのひと時が心を癒してくれ、50過ぎのおやじでもハマリそうな心地よい雰囲気でしたよ。 次回は評判のカレーをいただきに来ます! ご馳走様!