ヒガンバナをみかんの森に植える。 今年中に200球、来年度も同等かそれ以上を予定している。
「ヒガンバナを植える??」とりわけお年を召した方の中に、「毛嫌い」される方があるかもしれません。 ヒガンバナは田んぼのあぜ道以外に、墓地にも多く植えられたため、地方によっては「死人花」と呼ばれる事もある。 これは、ヒガンバナの球根が有毒であるのを利用して、モグラやネズミが墓に寄り付かなくする「先人の知恵」に基づいている。
小さいとき僕もどちらかと言えば、ヒガンバナには「悪いイメージ」があった。 しかし、ヒガンバナについて勉強してみると、日本人にとってヒガンバナは身近な植物として「有益」だった事がよく分かった。
元々ヒガンバナは、中国から1球だけ何らかの形で(多分、水稲伝来と合わせ)渡来した帰化植物でした。 そのたった1球が現代までにこれだけ全国各地に、人の手によって広がったのです。 凄い事ですね。(全国のヒガンバナのDNA配列は、1つである事が解明されている・因みにソメイヨシノも1株から全国に拡大した)
有毒でありながら、飢饉のときの非常食とされ、作物ではないので年貢の取立て対象には当たらず、江戸時代には盛んに植栽されていたという。(水溶性の高い毒なので、よく水に晒してデンプンを取り出した)
有毒植物を、、、と言う人もいるかもしれないけど、そんな事言ったらスズランだってアジサイだって一緒。
不思議な事にヒガンバナは、全国一律に9月10日頃から一斉に咲き始める。 その他の植物暦(ソメイヨシノ・ウツギなど)は気温差により、全国を北上するものだが、ヒガンバナだけは違う。
如何ですか? より身近にヒガンバナを感じるようになったと思います。
近年、全国各地にヒガンバナの名所がたくさん出来ています。 多いところは、何とその数100万本! また、欧米では花の美しさから品種改良が盛んに行われ、逆輸入されており、ヒガンバナではなく「リコリス」と呼ばれる事も多くなりました。
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