香美町香住「和食 いのうえ」 【534】
鳥取市内から東へ国道9号線、国道178号線を経由し浜坂・香住方面へ、浜坂町内を通過し餘部橋梁をくぐり自動車道「余部道路」へアクセス、一つ目のインター「香住インター」を下り突き当りを右折、始めの交差点「油良口」をもう一度右折した約400㍍先左手「香住森郵便局」向かいにある割烹料理店です。
この日以前ご紹介したつけ麺の美味い店「くわぶろ屋 【8】 2012/1/6(8月で道路拡張のため閉店します。 詳細はいずれ）」に訪れるつもりでしたが、隣にある構えの良いこのお店が目に入り迷わず突撃しました。
椅子席が7席と和室が2部屋というわりとコンパクトな店内です。 聞くところによると家族3人で営んでいるお店だそうで、外観から受けるイメージより肩肘張らない家庭的な雰囲気を感じます。 但し蕎麦のアラカルトが1,000円以内で数種、その他は2,000円前後の定食が5,6種と、価格は普通の料亭並みです。
蕎麦は出来るだけ事前リサーチして、今は食べることにしていますので（失望したくないため）今回は飛び込みのため回避します。
「うなぎ丼 ￥1,600」
大ぶりのウナギがドン！とのり、小鉢2つ、吸い物、漬物が付くなんとも上品なセットです。
小鉢のぬた、和え物（ホウレン草）はキレと洗練さを感じるいかにも料亭の味。 湯葉入りの吸い物も中々繊細で良い。
下ごしらえまたは白焼き済みのウナギを使っているようだが、良質のウナギのため下品な臭みが全くしない。 ふんわりとした厚みのある関東風の焼き方で、タレも甘さを丁度良い塩梅に抑えてあり技量の高さが窺える。
お店を後にしパソコンで調べてみても「食べログ」等に載っておらず、完全に穴場と言えるお店であって、人気店の隣にあるにも関わらず「何でだろう？」って感じがします。
それだけ整った実力店と言え、再度訪れて他のメニューも（蕎麦も）味わってみたいと思います。
